DJポリスに学ぶ相手の心をつかむ話術②【花火大会編】
「2022年の新年の挨拶(スピーチ)」 これでバッチリ!文例&心に響くポイント解説つき
毎年、たくさんの反響をいただく年始の挨拶コラムの2022年版です。
年始の挨拶は、新年を寿(ことほ)ぎ、新しい年に明るい希望を託す内容であれば十分。「良い話をしなければ」と気負いすぎず、リラックスして臨んでください。
次に挙げたのは、新年賀詞交歓会や新年会などでの2分程度の挨拶の参考文例です。
2021年を振り返り、2022年に決意と希望を込めて、それぞれ漢字一文字で述べる構成です。
心に響く挨拶にするためのポイントを(※)でご紹介していますので、参考にしてみてください。
話し始める前に、軽く息を吐き、呼吸を整えます。鼻から息を吸う方が深い呼吸ができ、気持ちも声も落ち着きます。そして、ゆったりと間あいを取って話し始めましょう。
「(※明るく朗らかな声で)皆様、あけまして、おめでとうございます(※一礼)。
年頭に当たり、私の昨年を振り返り、今年の決意と希望をそれぞれ漢字一文字に託してお話ししようと思います。(※顔を上げてゆっくりと皆の顔を見ながら)私の2021年を漢字一文字に表すと「結(ぶ)」(※キーワードなのでゆっくりと)、「結ぶ」「結びつき」「結果を出す」の「結ぶ」という字です。(※漢字を説明します)
(※「〇」には、「縁」「謝」「結」「動」「奮」「拓」「改」「新」など、2021年を振り返り、長引くコロナ禍の中、努力して切り拓いたこと、感謝したこと、などにふさわしい漢字を入れましょう)
長引くコロナ禍の中、仕事でもプライベートでも大きな責任を担う立場となりました。
自分にはとても無理だと自信を失くし掛けましたが、これまでのご縁で結ばれたお取引先の方々、固い絆で結ばれたスタッフの皆さん、そして、家族の励ましのお蔭で、前を向くことができ、全力で役割を果たすことができました。その中で〇〇という結果を残せたことは、本当に皆さまのお蔭と感謝しています。(※2021年を総括し、具体的なエピソードを短く1つ披露すると印象的です)。
そして、2022年の私の決意と希望を託す漢字は「駆(ける)」。(※キーワードなのでゆっくりと)。
今年の干支である寅にちなんで「駆け抜ける」の「駆ける」という字です。(※ここでも漢字を説明します)
(※新年に当たって選ぶ漢字は、特に前向きで力強い動きのある「翔」「駆」「進」「躍」「新」「動」などが良いでしょう)
「虎は一日に千里を走る」と申します。その勢い、行動力を私も見習って、今だからこそ!より特徴を打ち出した展開を図っていくことにしております。(※力強くはっきりと)
また、「虎は千里行って千里帰る」とも申します。虎は一日に千里の距離を走るが、巣穴にいる我が子を思い、また千里を走って帰ってくる、それほど愛情が深いということです。
(※顔を上げて、ゆっくりと)私もこれまでのご縁やお力添えへの感謝の気持ち、皆様を大切に思う気持ちを忘れずに、虎のごとく、邁進していきたいと思っております。
(最後の一文です。笑顔で)皆様の2022年が、お健やかで実りの多い年となりますようにお祈り申し上げ、私からの年頭のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(一礼)」
聴き手の反応を受け止めながら話すようにすると、話に自然な間が生まれ、より伝わりやすくなります。おめでたい場ですので笑顔も忘れずに、ゆっくりと声を張って話しましょう。
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