リモート映えする新年のスピーチとは

川邊暁美

川邊暁美

テーマ:オンライン映えする話し方・見せ方

2021年の新年の挨拶をリモートや動画で配信という経営者やリーダーもいらっしゃると思います。リモートでの挨拶、スピーチの際に気を付けたいポイントをまとめてみました。
伝わりやすさや印象を左右する3つの要素は、
まず、「発信力」=「声と話し方」。リモートや動画では、良し悪しがより顕著になる、発音・発声・間の取り方、メリハリなどに工夫が必要です。
新年ですから、特にゆったりと余裕を持った話し方で入り、一番伝えたいところでは、丹田で力を入れて声を張り気味に語るなど、緩急を意識してみてください。
2番目の要素「構成力」=「話の内容」です。伝わりやすさにタイムラグ、心理的なラグ(ニュアンスのズレ)などがあることを前提に、あいまいな表現は避け、明確な伝え方を心掛けましょう。一文一文を短くまとめると「間」が取りやすく早口になる、滑舌が流れるのを防ぐことができます。「次に」「〇〇については」など項目の切り替えの言葉を適宜取り入れることで、話の道筋が見えやすく、聴き手の反応を引き出すことができます。
3つめは「外見力」=「表情・姿勢」のことですが、これらに加えて、背景や装花などで新春ムードを演出することも効果的です。
 服装の色味、襟元のしわやネクタイの緩みなども画面では目に付くところ、リアスな場よりも気を配ってください。
椅子には、浅めに腰掛け、肩甲骨を背中心に寄せるように胸を張ります。顔だけのアップより、バストショットからウエストショット程度のサイズの方が、必要に応じて手の表情なども付けることができ、いきいきと伝えることができます。視線はカメラを見て、その向こうにいる聴き手の顔を想像しながら、話しかけるつもりで、声と言葉を丁寧に伝えてみてください。あなたの思いが聴き手の心に響きます。


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川邊暁美
専門家

川邊暁美(アナウンサー)

言の葉OFFICE かのん

NHKニュースキャスターのキャリアがあるから、明瞭で説得力のある声の使い方、話の構成、言葉の選び方など「伝わる声と話し方」をトータルで指導することができます。原稿のブラッシュアップもサポート致します。

川邊暁美プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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