リノベーション済み中古住宅選びのチェックポイント。

武本尚

武本尚

住まいは、長く、安心して住めるものを選びたいですね。リノベーション済み中古住宅を選ぶ際のチェックポイントをご紹介しましょう。

家の外からのチェックポイント

まず、家の外まわりをチェックしましょう。

◆はじめに家の土台部分です。
コンクリートの基礎部分にヒビがないかを確認しましょう。これは家の耐震性にとって重要なチェックポイントです。

◆床下換気口はありますか?
床下換気口は、湿気を防ぐなど床下の適切な換気のために必要なものです。

◆家の周囲をひとまわりして、外壁の状態、屋根や軒にゆがみはないかを確認します。

◆家が、幹線道路やバス通りなど交通量の多い道路に面している場合、交通騒音がどの程
度なのかも確認しましょう。

家の中のチェックポイント

続いて、家の中のチェックポイントです。

◆木造住宅の場合、柱、梁などに変色や細くなった部分がないかをチェックします。
柱が太く、敷居や鴨居などの造作部分がしっかりしていれば、耐用年数はまだ充分にあると判断することができます。

◆建具や窓も開閉してみましょう。
開閉しづらい場合、家の構造に問題があるかもしれません。

◆キッチンの床や廊下など。
歩いてみて、きしみ音や不安定な感じはないでしょうか。

◆水まわりのチェックも大切です。
台所の床、浴室まわりなどしっかりチェックしましょう。湿気により、壁や床にカビが発生していると構造にも影響が及んでいる可能性があります。

◆天井のチェック。
シミなどはありませんか? 雨漏りの跡かもしれません。

◆天井裏のチェックもしたいところです。
屋根を支える木材が腐っていないか、屋根裏に換気口が適切にとってあるか確認しましょう。

◆その物件を「終の棲家」と考えるなら。
将来的に廊下に手すりをつける、また、杖や車イスを使う可能性についても考えたいところです。たとえば、杖をついて廊下を歩く場合、廊下の幅は75cm以上、車イスの場合最低でも78cm以上が目安です。

業者への確認ポイント

次に、業者への確認のポイントです。

◆床下の土台のシロアリ対策や防腐処理が施してあるか。
時間の経過とともに再処理をしているかなどを確認しましょう。

◆リノベーション済み住宅の場合は、どこを、どのように改修・修繕したのか確認しましょう。

◆中古住宅の検査と保証がセットになった保険「既存住宅売買瑕疵(かし)保険」の対象物件か どうかを確認します。

私ども「アートランド」がご案内するリノベーション済み中古住宅には、すべてこの保険がついています。

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武本尚
専門家

武本尚(不動産コンサルタント)

株式会社アートランド

中古住宅を買い取り、新築のような快適な物件にリフォームして、近隣の家賃以下の低価格で販売。購入後5年間、不具合があった際に補修工事代を保険会社が負担する「既存住宅売買瑕疵保険」が付いているので安心。

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