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リノベーション済み住宅を購入する場合の住宅ローンと、中古住宅を購入後。リフォームを行なう場合の住宅ローンには違いがあります。今回はその点をお話しましょう。
中古住宅購入をフラット35で考える場合
結論から言えば、リノベーション済み中古住宅は「住宅ローン」で購入することができます。
ただ、中古住宅を購入しからリフォームを行おうとする場合と、リノベーション済み中古住宅を購入した場合では住宅ローンが違ってきます。
たとえば、あなたが1000万円の物件を購入して、1000万円のリフォームを予定しているとします。あわせて2000万円の資金が必要になります。
住宅金融支援公庫の「フラット35」は、低金利の長期固定金利で人気がありますが、住宅の購入には利用できますが、リフォームには利用できません。この場合、住宅の購入価格1000万円のみ融資の対象になります。
それに対し、2000万円のリノベーション済み中古住宅を購入した場合、リノベーション(リフォーム)代金が住宅の価格に含まれていますので、住宅価格2000万円全額が融資の対象になります。
また、住宅ローンの審査も通りやすいと言えるでしょう。
リフォームローンは金利が高め?
もちろん、リフォームローンというものがあります。
公的融資と民間融資がありますが、公的融資の場合、融資限度額が原則として所要額の8割までと決められています。
民間融資は、都市銀行や地方銀行、信託銀行、信用金庫などが扱います。ただ、住宅ローンは「住宅」という担保がある有担保ローンですが、リフォームローンは無担保ローンのため、金利が高めに設定されています。
金利から見れば、中古住宅を購入してからリフォームを施すより、リノベーション済み住宅を購入するほうが有利と言えるでしょう。
フラット35(リフォーム一体型)
また、住宅の購入とリフォームをセットにした、「フラット35(リフォーム一体型)」というローンがあります。
これなら、中古住宅の購入と併せて行うリフォーム工事の費用も「フラット35」で借り入れることができます。
日本の中古住宅市場の活性化をねらって、政府の肝いりで登場したローンですが、現在のところ、このローンを扱う金融機関はまだ少なく、不調のまま推移しています。金融機関がリフォーム一体型住宅ローンを積極的にすすめる環境がまだ整っていないということでしょう。