複利と単利について
お客さまにお伝えしたいこと
- 数は少ないがインデックスファンドを上回る実績を上げているアクティブファンドも存在する
- 運用する対象を探す際に重要なのはコストに見合った優れたファンドを探すこと
- 私たちアンバー・アセット・マネジメントは中立的な立場でプロの視点から優れた運用商品をご案内している
最近では「アクティブファンドは、パフォーマンスが悪いものが多くコストも高いから、市場平均(インデックス)に連動する低コストのインデックスファンドが望ましい」という声をよく聞きます。投信協会での運用実績で比較すると、2023年10月末時点で日本株ファンドの約6割、グローバル株ファンドの9割以上が市場平均であるTOPIXやMSCIワールドのリターンを下回っていました。
但し、見方を変えると市場平均を上回るパフォーマンスを上げているアクティブファンドも存在しています。
そして、そういったファンドがインデックスファンドよりもたくさんコストを取っていたとしても、そのコストによって高いパフォーマンスを上げることが出来ているわけですから、コストは十分に正当化されます。
そのため、投資対象を検討する際に重要なのは、インデックスファンドなのかアクティブファンドなのかでは無く、コストに見合った優れたファンドを探すこととなります。
金融庁も資産運用業高度化プログレスレポート2023において、「アクティブ運用は、調査活動により中長期的な視点で成長性の高い企業を発掘し、選別するという重要な価格発見機能を担っている。また、米国株の高リターン継続の背景には、アセットオーナーや資産運用会社等の機関投資家による企業の選別の他、議決権行使による上場企業の価値向上に向けた努力もあったと考えられる。」とアクティブ運用の意義と役割について期待しており、「資産運用会社による今後のアクティブ運用の拡大に向けた努力は、わが国資本市場の活性化に繋がる」としています。
ここで重要なのはお客さまが優れたファンドを選択する材料となる「根拠」を示すことです。
この点に関して、大手コンサルティング会社の野村総合研究所は日本の資産運用ビジネス2023-2024において、「厳選ファンドリスト」の可能性を提示しています。
その際には、お客さまが優れたアクティブファンドやそれに相当する運用と判断できる説得力のある材料を提供することが重要となり、その信頼性を支える要素として以下の3つを提示しています。
① 厳格な選定プロセス
② お客さまへの情報提供
③ 利益相反への対応
1点目は、優れたアクティブファンドは確固たる運用哲学に基づいた投資判断のプロセスが確りと定まっており、それを分析やレビューで見極めることです。プロの視点によるファンドの「目利き」がお客さまの選択に対して助けとなります。
2点目は、運用の不振時やファンドマネージャー交代などのイベントに際して、お客さまにプロの目による客観的な 見解を伝えることです。それにより、足元の動きに惑わされずに中長期的な視点で運用を継続するための拠り所にすることが出来ます。
3点目は、販売会社の都合で販売されているファンドでは無いかということです。中立的な立場でファンドを選定しているか、販売する側にインセンティブがあるような仕組みでは無いかということです。
これらにおいて、私たちアンバー・アセット・マネジメントでは中立的な立場でプロの視点から優れた運用商品をご案内しています。
これから運用する投資対象を探しているのであれば、市場平均(インデックス)に連動する低コストのインデックスファンドだけでは無く、優れたアクティブファンドを選択肢に入れてアドバイザーへ相談をしてみては如何でしょうか。
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