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NISA活用法

森岡寛将

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テーマ:資産運用

お客さまにお伝えしたいこと

  • NISA口座には長期間保有が継続できる期待リターンの高い運用商品を利用すべき
  • NISA制度と従来からある制度を上手く利用して賢く資産運用をしていきたい


2024年から新たなNISA制度が始まり、日本証券業協会の調査ではNISA口座開設、成長投資枠およびつみたて投資枠での買付額がいずれも約3倍程度に拡大しています。

 従来から株式や投資信託などの商品を保有されている方には、NISA口座の利用を検討している方もいるかと思います。ここではNISA口座で運用するポイントと利用法について解説していきます。

 NISA口座の最大の特徴は、利益に対する税金が無期限で非課税になることです。一方で損失が発生した際に「損益通算」と呼ばれる投資による利益と損失を相殺する仕組みを利用できないことに留意する必要があります。


NISA口座のメリットである利益の非課税を最大限活用するためには、長期間保有を継続できる期待リターンの高い運用商品を利用すべきです。NISA枠をどの運用商品で利用するかを迷っているのであれば、バランス運用や債券運用などよりも期待リターンの高い株式運用を選択することで、非課税のメリットをより多く享受することが可能です。

 保有期間が短い運用である場合には損失が発生する場合もあることから、NISA口座では無く、従来の証券口座を活用して、損益通算を有効に利用していくことになります。

 また、運用する資金が十分にある場合にNISA枠の範囲で複数年に分けて運用することをご検討されている方もいるかと思いますが、運用するまでの期間を現金保有することで 長期投資のメリットである複利効果を享受できない可能性があります。
 NISA枠を超過する分は従来の証券口座で纏めて運用して、運用から得られた利益を活用してNISA枠に再投資することで双方のメリットを獲得できます。

 そしてNISAの非課税限度額は1800万円と大きいのですが、つみたて投資枠の対象となる投資信託を買わずに非課税枠を使いきることはできません。枠を使いきりたいなら投資信託の利用が必須といえます。
 
このようにNISA制度と従来からある制度を上手く利用して賢く資産運用をして頂ければと思います。

【関連動画】NISAの失敗事例3選

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森岡寛将
専門家

森岡寛将(最高運用責任者)

株式会社アンバー・アセット・マネジメント

「顔が見える運用」「家族に勧められる商品・サービス」をコンセプトに、顧客本位の資産運用サービスを提供。運用現場からバックオフィス業務まで豊富な経験を有する最高運用責任者より役立つ情報発信に注力。

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