雪が降った時の歩き方は?
歩けなくなると、行きたい場所へ行けなくなります。人と会う機会が減り、暮らしそのものが小さくなっていきます。私が「一生楽しく歩こう」をコンセプトに掲げているのは、足の健康がその方の生活の広さに直結すると考えているからです。
だからこそ私は、来院できない方のもとへ出向く方法と、遠方の方へ届ける方法を用意してきました。足が不自由で外出が難しい方や、介護施設にお住まいの方には、ご自宅や施設へ伺う出張サービスに対応しています。札幌市内および近郊であれば、施術費に距離に応じた出張サービス料を加えるかたちで、3kmまで1,100円、10kmまで2,200円、20kmまで3,300円でお伺いします。また、近くに外反母趾の施術所がない、仕事が忙しくて通えないという理由で改善をあきらめていた方のために、歩行動画を使ったオンラインでの指導方法も開発しました。1時間半の講義と3回の実技指導を組み合わせ、離れた場所からでも歩き方を見直していただけます。
地域での活動にも力を入れています。高齢者向けの体操教室と協働し、足に関する無料相談会を開いてきました。痛みがあっても、この程度で相談していいのだろうかと我慢される方は本当に多く、気軽に足を見せていただける場が必要だと感じているからです。
一方で、小学生のお子さんの足も数多く見てきました。骨格が完成するのは、個人差はありますが男性で17~18歳ごろ、女性で15~16歳ごろとされています。この時期に誤った歩き方のクセが定着すると、外反母趾や内反小趾、浮き指といった症状が起きるリスクが高まり、膝や腰の負担にもつながりかねません。逆に言えば、成長期の体には高い適応能力があり、正しい歩き方を早く身につけるほど、その後の一生が楽になります。スポーツやダンスに打ち込むお子さんにとっても、走る、跳ぶといった動きの土台は歩き方にあります。
小学生から高齢者まで、通える方も通えない方も、札幌の方も遠方の方も、年齢や住む場所によって足の健康をあきらめてほしくない。それが私の一貫した姿勢です。家族や友人と旅行に出かけ、行きたい場所へ自分の足で向かう日々を、これからも支えてまいります。


