家づくりの順序1 ~実現したい夢、資金計画、総予算、土地と建物予算配分~
住宅メーカーにプラン提案を依頼する前に
家づくりで実現したいことを家族で話し合った後はもっと詳しく自分たちの要望を整理してノートに書くとよいでしょう。
どのような項目を整理しておくとよいかを列記したいと思います。
・家族構成
・家族それぞれの生活の時間帯(食事の時間、休日の過ごし方)
・家族の趣味
・家族全体で一番実現したいこと
・ご主人が出来れば実現したいこと
・奥様が出来れば実現したいこと
・外観のイメージ (気に入ったイメージを雑誌から切り抜き)
・インテリアのイメージ (気に入ったイメージを雑誌から切り抜き)
・各室毎の要望 (玄関、居間、階段の上がり位置、台所、食堂、洗面脱衣、寝室、子供室等)
・外構についての要望 (カーポートやウッドデッキなど)
省エネ性能と耐震性能についてはグレードの差があります。グレードに応じてコストアップもしますので、よく住宅メーカーと相談して決めていきたいところです。
・省エネ性能についての要望
省エネ性能のついては平成25年度省エネ基準が標準ですが、ワンランク上として認定低炭素住宅レベルがあり、年間消費エネルギー量を10%以上少なくすることができます。特に暖房費の節減は寒冷な北海道では大きな効果を生みます。
・耐震性能についての要望
耐震性能については、耐震等級1が大地震のときに一応倒壊しない建築基準法レベル、耐震等級2は耐震等級1で想定する地震の1.25倍に耐えるレベル、耐震等級3は1.5倍に耐えるレベルです。
・お気に入りの工夫の収集
最近の家ではいろいろな工夫が雑誌に紹介されていますので、自分が気に入った工夫も切り抜いておくとよいでしょう。
例えば、コート掛け・ベビーカー置き兼用のシューズクローク、洗濯物を干した後、すぐ収納することもできる脱衣洗面室、台所を中心とした回遊動線、子供が本など読める中2階、腰けられる高さの小上がりのある和室、食器棚用の大きな引き戸、自然冷房食品庫、外部ドアのついた生ごみの一時置き庫、除雪の楽な玄関廻り、などなど。
最後に
家族でいろいろと話し合って、いっしょにモデルハウスなども見学したりして家づくりの過程も楽しんでいただければと思います。
有限会社 中島建築設計事務所 中島正晴
http://nakajima-sekkei.com