家づくりの順序2 ~要望の整理の仕方、プラン提案依頼、モデルハウス見学~
「マルちゃん(ネコちゃんの名前)がお庭でいつでも遊べる家にしたいの」というお客様のご住宅をご紹介したいと思います。
庭は、お客様のご要望で、道路側のガーデニング用の庭とネコちゃんの遊ぶ庭をフェンスで分けてつくりました。ネコちゃんジャンプで出ていけない高さのフェンスにしています。
広い玄関ホールの窓の下部に小さな出入り口を設けました。飼い主がお出かけのときもいつでもその出入口を開けておいて、ウッドデッキで昼寝をしたり、ウッドチップを敷いた庭を歩ったり、庭とホールをネコちゃんは行ったり、来たり、とても気に入ってもらえたようです。写真のワンちゃんは、置物です。なぜか登場。
日差しの一杯はいる玄関ホールと開放階段はまた、ネコちゃんが2階と1階を上がったり、下がったり階段の途中でじっと座って、素通しのガラスを通して居間の飼い主をいつまでも見ているという感じです。 ネコちゃんは家の中で自由気ままに暮らしますが、飼い主をどこかで見ていたいのでしょう。
ネコちゃんのトイレは、玄関ホールに面したトイレの中に砂場を設けて、いつでもネコちゃんが入れるように引き戸にして、数センチだけちょっと開けておくようにしています。
また、旅行が好きなお客様は、旅先でネコちゃんの置物を集めるのが趣味で、家のいろいろなところに飾って楽しんでおられます。旅の思い出が、あそこに行ったときにはあのネコちゃんの人形を買ったなとか、思い出しながらいつも楽しそうでいいなと思います。階段にチョコンと座っているネコは、ベルギ―に行かれたときのネコちゃんだそうです。
私は、子供のときに祖父母が飼っていた「ナナ(7月7日にもらわれてきた)」とうネコちゃんといっしょに暮らしていました。母が手芸店をしていましたので、毛糸で遊ばせたりした思い出があります。家の外ではいつも知らんぷりされて、どの家のネコ?という感じでしたが、ネコちゃんだから仕方がないのかなと思ったりもしていました。
ネコちゃんが楽しめる家の工夫、またお客様といっしょに考えていきたいと思います。