病気を治す? 体を治す?
自律神経失調は、興奮するときに働く交感神経と体の休息の時に働く副交感神経のバランスが崩れた状態で、多くの場合交感神経が過剰になった事による症状が現れます。
◇よく見られる症状
身体的なもの:動悸、頭痛、胃もたれ、腹痛、下痢、倦怠感、肩こり、火照りetc
精神的なもの:睡眠障害、不安感、気分の落ち込み、ヤル気の低下etc
◇失調のきっかけとなる原因
ストレス:日常的に感じていたり、短期でも過剰の場合は交感神経が緊張して適切な切り替え
が出来なくなる
睡眠不足・夜更かし:目覚めている時間が長くなるため交感神経が優位な時間も延長し結果、
交感神経と副交感神経のバランスが崩れる
砂糖の取り過ぎ:砂糖の摂取により血糖は急激に上昇し、その反動で次に急激な低下が起こり
ます。この時体はストレスホルモンを分泌する為、頻回に繰り返すと自律神経が失
調します。
その他:気温や湿度の急激な変化、運動不足、栄養状態の不良など
◇自律神経失調の漢方や栄養改善による対処
漢方では自律神経の失調を気のうっ滞と捉え、この気の詰まりを理気という方法で改善
させます。また栄養の観点からはストレスなどにより脳内に過剰に発生した活性酸素が
ホルモンバランスを乱し自律神経失調をまねく為、これを効率的に取り除く抗酸化物
質の摂取が改善に有効です。