ラリー競技の空撮・車載・固定カメラを組み合わせた、一発勝負の撮影と機材構成
「撮ってもらった素材が、思っていたものと違った」。映像の世界では、こうしたすれ違いが少なからず起こります。同じ場所、同じ被写体でも、どこをどう切り取るかで映像はまったく別物になるからです。私が撮影に入る前に必ず行うのは、主催者やクライアントさまから「何を伝えたいのか」を細やかにお聞きすることです。
フライト映像サービスでは、ストーリー性をもって起承転結を描くことを基準に、カットを選定しています。「ストーリー性のある映像」とは、レース運びや行事の流れを記録するだけでなく、見る人の心に訴えかける一つの作品として完結するように構成することを指します。クライマックスの局面で胸に迫る訴求力が感じられないカットは、たとえ技術的にきれいに撮れていても採用しないこともあります。
競技や催事の会場では、観客や参加者の視点で見どころを捉えることを意識しています。たとえばラリー競技なら、ドライバーの巧みなハンドルさばきや車が駆け抜ける速度感を。お祭りなら、神事を執り行う厳かな空気や、みこしを担ぐ人たちの表情を。地域に連綿と続く営みや、その場にいる人たちのドラマを引き出すことが、私たちの仕事だと考えています。
撮影・編集・音響まで一貫して品質を追求し、時にダイナミックに、時に繊細に、躍動感や情緒を醸す世界観をつくり上げる。完成形を設計するつもりで現場に臨むのが、私の流儀です。打ち合わせの段階では、相手の思いや意図を丁寧にくみ取ることを何より大切にしています。映像はあくまで手段であり、目的はクライアントさまの伝えたいことが届くこと。そう考えているからです。
「思いや価値を映像に落とし込んでほしい」とお考えの方は、企画段階からぜひご相談ください。お話を丁寧にうかがうところから、いっしょに作品をつくり上げていきます。


