空撮と車載撮影で伝えたい価値を映像化するプロ
飯土用拓郎
Mybestpro Interview
空撮と車載撮影で伝えたい価値を映像化するプロ
飯土用拓郎
#chapter1
北海道旭川市の「フライト映像サービス」では、ドローンや車載カメラを用いた映像制作に従事。モータースポーツのラリー競技やサーキット走行、スキー場を逆走するヒルクライム、雄大な山並み、海に漂う流氷、四季折々の風景、夜景、花火大会など、被写体は多岐にわたります。
「巧みなハンドルさばきで車が駆け抜ける速度感や、ランナーが息を切って走る奮闘感を描写。お祭りのような行事では、神事を執り行い、みこしをかつぐ様子など、連綿と続く営みや地域の人たちの表情をドラマチックに演出しています」
そう話すのは、カメラマンの飯土用拓郎さん。「クライアントさまが言いたいことを具現化するのが私どもの仕事」と語る代表・伊東英基さんのもと、スタッフ一丸となって映像づくりにまい進。主催者が伝えたいメッセージや、イベントのコンセプトなどを細やかに聞き取って構成をプランニングし、映像として、どう表現するかを考え抜いたうえで撮影に臨みます。
「同じ場所、対象でも、どこをどう撮るかで見え方はまったく変わります。競技の見せ場や自然の美しさを引き出す勘所を押さえ、果敢に挑む気迫や、真に迫る臨場感を描き出せるのが私たちの強みです」
雨風、雪、気温など、天候や地形といった条件が大きく影響する空撮では、状況に応じた判断力と操縦能力が欠かせません。スピードレースの追走や極寒地、秘境での飛行など、過酷な環境に対峙してきた経験を糧に、臨機応変なノウハウを構築。赤外線カメラによる夜間撮影もあり、キツネなどの野生動物を検知し、生態観察や害獣対策に利用できます。
#chapter2
40代半ばまで、エネルギー関連の大手企業に勤めていた飯土用さん。現職に就く転機となったのは、「フライト映像サービス」の撮影現場を目にしたことでした。難関なコースを突破するラリーの疾走感など、見る者を圧倒する作風に強くひかれます。
「ドローンを購入して飛ばす中で、次第に『自分の手で迫力あふれるシーンを追いたい』という気持ちが高まりました。伊東さんに相談したところ、メンバーの一員として迎えてもらえることになり、勤め先を退職し、本業として情熱を注ぐことを決めました」
同社には、ラジオコントロール歴50年以上、映像制作歴40年以上と、豊富なキャリアを持つ伊東さんをはじめ、技能を磨き上げたプロフェッショナルが集結。人材、実績ともに潤沢な環境に身を置き、飯土用さんは実践を通して操縦や撮影のテクニックを習得。現在は、空撮、地上撮影、編集にも携わり、現場の最前線で活躍しています。
「当社では、レース運びなどを克明に記録するとともに、一つの作品として完結するかどうかを基準にカットを選定しています。構図に奥行きがなく、クライマックスとなる最高潮の局面で胸に訴えかける訴求力が感じられない場合などは採用せず、ストーリー性をもって起承転結を描くことを心掛けています」
編集、音響と一貫して品質を追求し、時にダイナミックに、時に繊細に、躍動感や情緒を醸す世界観をプロデュース。競技や催事会場では、観客や参加者の視点で見どころを捉えることを意識しているといいます。
#chapter3
飯土用さんらは、同社が2001年から営業するラジオコントロールショップに、足を運んでもらうきっかけをつくるべく、入り口にスイーツ店を併設した店舗展開を推進。マシンを自在に操る無線操縦の楽しさに、気軽に触れる拠点づくりを目指しています。
「お菓子を担当するのは、過去に撮影を通じて知り合った料理教室の講師さんです。コミュニケーションを重ねる中で『一緒に何かできないか』と話が発展し、コラボレーションすることになりました」
打ち合わせを通じて親身に寄り添い、相手の思いや意図を丁寧にくみ取ることで信頼関係を構築。横のつながりを広げ、協働することにより、共存共栄していくことも構想しています。
「店内にはドローンの体験スペースや、模型航空機などをディスプレーするコーナーも設けます。愛好家の皆さんが大切にしてきた機体を博物館のように保存・展示し、希望者に販売するなど、未来へ引き継ぐ役割も担いたいと考えています」
普及が進むドローンを、安全に飛ばせる環境も別途整備。初心者や若い世代の受け皿となることで、無秩序な飛行による事故を防ぎ、正しい知識と技術を伝えていくことも目標に掲げています。
「私自身、ドローンと出会ったことで人生が彩りを増しました。大空を舞う姿は爽快で、日々飽きることがありません。壮大なスケールの絶景など、鳥の目線になる魅力を多くの人と分かち合い、地域活性化やビジネスの伸展につながる、新たな価値を生み出すことができればと願っています」
(取材年月:2026年3月)
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空撮と車載撮影で伝えたい価値を映像化するプロ
飯土用拓郎プロ
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ドローン、ラジコンバギー、車載カメラを駆使した迫力ある映像が強み。意図をくみ取り、撮影から構成、音響まで含めて完成形を設計することで、見せ場や伝えたい価値を表現します。
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