【今年もあと半月ー500円ワンコインの力、感じてみませんか?】

望月良友

望月良友

テーマ:資産運用 投資 投資信託 保険 老後対策

2025年──


大きな地震や火災、熊の出没など
少し気持ちが落ち着かないニュースが多い一年ですね

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

そんな中でも、この時期ならではの
ちょっと嬉しい話題といえば──
賞与(ボーナス) かもしれません


年金受給者も今回は税金の戻りもあり、
「少しだけ手元に余裕ができたな」と感じている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

物価高で家計は正直つらい・・・
それでも、ほんの一瞬でも
“ほっとできる余白” があるのは、
やっぱり嬉しいものですよね





さて、
そんな前置きをしながらではありますが…。

年末が近づくと、
ふと将来のことが頭をよぎりませんか?

この”将来のこと”のひとつが

そうです
「老後2000万円問題」
です



NISAなどの資産運用を含めて
「円安効果もあって順調に増えていますよ」
という方も多いかもしれませんが

この年末年始は
一度立ち止まって見直してみる
良いタイミングかもしれません

ここで大切なのは、
すでに多くの方が感じている通り
(老後)2000万円では

  • 足りないor足りないかもしれない
  • 必要な金額は人それぞれ違う




ということ

ちなみに私は、
「2000万円では全然足りない派」です(笑)

なぜそう思うのか?


これを検証するために
いま少しだけ
“食費”
を例に考えてみます

”食費”というのは、
生きていく上で必要な支出

になってきますよね?

そこで皆さんに質問です

今の1日の食費、平均でどれくらいでしょうか



今日ニュースで見かけた年金受給者の方は
「1日1,000円」
とお話しされていました

ちなみに
この方の年金受給額は
月あたり10万円
ということでした


でも、現役世代の私たちは
なかなかそうはいきませんよね。

ではここで、分かりやすくするために

仮に──
1食=500円

として考えてみます。

すると

  • 1日:1,500円
  • 1か月(30日換算):45,000円
  • 1年(12カ月換算):540,000円




いかがでしょう
この時点で数字を見た感想としては

思ったより多いですか?
それとも少ないですか?

ちなみに
よく考えてもらいたいのは

この計算には、
外食、飲み会、ちょっとしたご褒美ランチは
一切入っていません




この設定金額からすると、当たり前ですよね?
いまじゃ500円ではコンビニのちょっとしたお弁当も買えません

そんな水準です

といういうことは
あくまで「最低限」の想定です。

ここで、もう一歩だけ進めてみます。

ーーー

もし今50歳だとしたら、


人生100年時代を自分で体現した場合
単純計算で
あと50年生きる計算になりますね

すると──
540,000円 × 50年 = 2,700万円


あっという間に
2000万円を超えてしまいました!!




仮に80歳までだとしても、
540,000円 × 30年 = 1,620万円

これでも
2000万円のうち、
約8割が食費だけ で消えてしまう計算です




しかも前提は
「1食たったの500円」

今では温かいお弁当すら
買うのが難しい金額ですよね

ーーー

これを示すと
「こんなの生きるとする年数を短くすればいいじゃん」

という方がたまにいらっしゃいます

もちろん計算式で言えば
確かにそこの変数を小さくすればそれだけで2000万円よりもかなり少ない金額にすることは可能です

ただこの質問の問題は
『生きる年数』というのは
机上の”変数”の変更のように
『自分で自由に、勝手に決めるものではない』


ということです

逆に、

思った以上に生きて100歳を超えることだってあります


その場合、仮に100歳までの準備が出来たとしても
101歳のためには準備が出来ていないということになります

つまり
人生生きる期間は誰にも確定出来ない

すなわち
お金、資金は、人生よりも先に尽きるわけにはいかないもの


ということです

ーーー
こうして見てみると

今の将来のための貯蓄や運用、そして物価上昇への対策は、本当に対応できているでしょうか?


今の貯蓄や運用は、
「何のために」「どれくらい」
備えられているでしょうか?

少し重たい話で恐縮ですが、
賞与が入る方も多い12月だからこそ

そして、
物価上昇を肌で感じている“今”だからこそ
です

また逆に考えてみると
冒頭に示した通り

”500円ワンコインの力”



これってすごくないですか?
500円の食事として取り上げた計算式

ここには金利などの情報は全く入れてません

でも500円をこのように積み上げると
20年30年でこれくらい積み上がる
ということですね?




1日1500円なんて貯められない!
なんていう人も
1500円/日(=45000円/月)に拘らないでください

500円/日(=15000円/月)にして考えると
結果は本文の3分の1の金額になるというだけのことです

つまり
30年で1620万円という計算上の答えが
ただ3分の1の540万円になる、
ということですね

それでも凄いですよね?

どうでしょう?
見方を変えると500円が
嬉しい金額にも怖さを感じる金額にもなります

一度、
これからのお金の使い方・守り方 を
見直してみませんか?

ーーー
そこでひとつ

どうしても
見直す、その相談をする、というと

相談したら必ず何かを始めなければいけない
という感覚になりがちです

でもそういう意味ではありません

「今は何もしない」 という判断も、
立派な選択です



ただ、
何も考えずに何もしないのと、
数字や状況を整理した上で
「今は何もしない」と決めるのとでは、
意味がまったく違います



そしてこれは
手元に少し余裕がある今だからこそ
やる方がいい

余裕がない時にやると
負の情報ばかりが膨らみ
焦りや次の一手の選択の判断を誤るケースが高くなります

年末年始に、
ご家族と話してみる

あるいは

専門家に相談してみる


そんな時間をつくってみるのも
一つの選択ではないでしょうか?

ーーー
もしこの年末年始、
少し時間が取れそうでしたら

  • ねんきん定期便を一緒に整理してみる
  • NISAや運用が将来と合っているか確認する
  • 「今は何もしない」という判断を、根拠付きで選ぶ



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