【報告】3名のFPが監修する『お金の教科書』を出版しました!
あなたの財布、ポイントカードやクレカでパンパンじゃないですか?
あなたの財布、パンパンに膨れ上がっていませんか?
ポイントカードにクレジットカード、レシートや領収書の山。
中には財布が転がるんじゃないかというくらいな人も、、、
「カードがたくさん収納できる財布だから大丈夫」
と言っても、見た目もあまり美しくないですし、お金の管理がずさんな印象です。
実際に期限が切れたカードが入っていたりしませんか?
「ポイントカードお持ちですか?」
どこで買い物しても言われますよね。
「いえ持ってません」
と言えば
「買い物のたびにポイントがたまって今すぐ無料でつくれますよ」
なんて言われます。
私の場合、基本的にポイントカードは作りません。
クレジットカードで支払ってマイルを貯めてます。
なのでスーパーやドラッグストアなどのポイントカードは1枚もありません。
あなたはポイ活に夢中になっていませんか?
ポイントはたくさん貯まったけど、お金は貯まってない、なんてことはありませんか?
「ポイントのことをあまり気にせず、気がついたらポイントが貯まっていた」
くらいでちょうどいいんです。
そんなわけで今日は
「ポイ活に夢中になりすぎるとお金はたまらない」
がテーマです。
これを読めばポイ活に夢中になりすぎるデメリットがわかります。
結論を一言でいえば
「お得だから」を理由に買い物ばかりするとお金は貯まらない
です。
ポイ活中毒にならないために知っておきたいこと
近所を車で走っていると、ドラッグストアが混雑していました。
よく見ると「ポイント5倍デー」ののぼりが。
車の出入口には警備員までいます。
通常よりも5倍のポイントがもらえるなら、とお客さんが増えているんですね。
例えば100円で1ポイントもらえる仕組みで
通常1,000円の買い物なら10ポイント
ポイント5倍デーなら50ポイント
還元率が1%から5%になるので、次回の買い物でポイントを使えばお得です。
世の中はポイントカード戦国時代です。
もはや覚えきれないくらいのポイント制度があります。
何のポイントがどのくらいあるか、全てを把握している人は少ないはずです。
お店側のメリットを考えてみる
お店によっては10倍ポイントなんてこともありますが、こんなにポイント付与してお店に儲けはあるのでしょうか。
お店側のメリットはいくつかあります。
- 顧客の囲い込み
- 客単価(購入単価)アップ
- 個人情報の取得
- 購買パターンからマーケティング戦略をたてる
などがあります。
顧客の囲い込み
ポイントカードで貯めたポイントは基本的に次回以降の来店で使うことができます。
店舗Aでポイントカードを作ると
「あ、トイレットペーパー買っておかなくちゃ」
と思ったときに、偶然通りかかった店舗Bで買い物するよりも店舗Aに行こうと思います。
さらに
「ついでに洗剤も買っておこう」
となることも多いでしょう。
お店としては再来店してもらいやすくなり、他店舗への流出を防ぐことが期待できます。
またポイントの有効期限がある場合がほとんどで、期限切れが近づくと
「使わないともったいない!」
と慌ててお店に行くでしょう。
必要なものがなくてもお店に足を運ぶきっかけになっているわけです。
客単価(購入単価)アップ
顧客の囲い込みとつながってきますが、来店客1人あたりが購入する金額アップが期待できます。
他店舗でも買える商品を、来店時にまとめて買ってもいます。
あなたもドラッグストアにティッシュペーパーを買いに行ったのに、スナック菓子やビールもついでに買ったことがありませんか。
ポイント○倍デーだとお店としてはさらについで買いが期待できます。
個人情報の取得
ポイントカードを作るときに、申込みで住所やメールアドレスなどを書くことがあります。
お店は個人情報を取得すれば、ダイレクトメールでキャンペーンなどの告知ができて解体気持ちを促すことができます。
特売品や目玉商品の情報を流せば来店客が増えます。
その商品だけが売れてもお店はあまり儲かりませんが、やはりついで買いが期待できます。
購買パターンからマーケティング戦略をうつ
年齢や性別、居住地などを取得すれば、顧客の購買パターンを分析することができます。
- 高齢者は午前中の買い物が多い
- 専業主婦は昼間の買い物が多い
- ○○を買う人は◇◇も買う人が多い
- 雨の日は△△がよく売れる
など、購買パターンからマーケティング戦略をたてることができます。
このようにお店としてもメリットが多くあるので、ポイント還元で集客を積極的に行っています。
あなたもお店もメリットがあるけど、、、
「自分もお店もメリットがあるなら何も問題ないじゃない」
と思いましたか?
上手にポイントを活用するのは良いことです。
問題はポイ活に夢中になりすぎて、時間もお金もなくなってしまうことです。
ポイントがたくさん貯まるとうれしい気持ちはわかります。
ただ、ポイントが貯まる快感を求めてたくさんお金を使っているのなら、お得さを求めて支出が増えています。
つまりポイントがたくさん貯まる=たくさんお金を使っていると考えるべきです。
ゲームにハマる感覚に似ているかもしれません。
○○ポイント以上貯めるとランクが上がったり、ステータスが与えられたり。
攻略したくてポイントを獲得するために買い物をする。
いつのまにかポイントを貯めることが目的になってしまっています。
買い物をするのに「お得だから」「安いから」ばかりを求めると無駄なものを買ってしまいがちです。
いつも小さなサイズを買っている醤油をお得用サイズで買ったほうが本当に「お得」でしょうか。
確かにグラム単価で見るとお得でしょう。
ただ大容量あると気持ち的に大事に使わなくなります。
「たくさんあるからこれくらい使っても大丈夫」
となってしまうんですね。
かといって大事に使っていても鮮度が落ちて味が落ちてしまっても、美味しくないものが大量に残っていることになります。
サイズが大きいお得用は保管場所も多く占めます。
トイレットペーパー18ロールも保管しておく必要がありますか?
災害対策としてならわかりますが。
それとも近所のスーパーまで片道1時間以上かかるのでしょうか。
お徳用サイズが本当にお得で必要なのかはよく考えたほうがいいでしょう。
必要な支出をしたオマケがポイント
ちょっと話がそれましたが「ポイント=得」で夢中になりすぎないことです。
必要なものを買ったオマケでポイントがついた、と思うべきです。
私もマイルを貯めていますけど
「マイルが貯まるから」
といって、必要もないのに飛行機に乗ってどこかに行くことはありません。
どこかに行く必要があって飛行機に乗った結果マイルが貯まるんです(ショッピングマイルも貯めてますけど、支払いの多くをクレカにしているだけです)。
ポイントが貯れば確かにお得、だけどたくさんポイントが貯まっているということはたくさん支出をしています。
お金を節約したくてポイントを貯めるはずが、ポイントを貯めたくて支出が増えることにならないように気をつけたいですね。
まとめ
お金を貯めたくて「お得」に目がない人が多くいます。
「2つ買うと3つ目無料」
「2つ買うと3つ目半額」
など一見お得に感じますが、本当に3つ必要でしょうか。
お得さを求めすぎて結果的にたくさん買いすぎてはお金は貯まりません。
お金持ちの家は物が少なくシンプルに暮らしている人が多いです。 しかし使うものは品質がよく長く使えるものを選びます。
靴や家具など修理してでも大切に使う人も多いです。
ポイントを貯めることに夢中になるのは、ゲームにハマってしまうのに似ているかもしれません。
ぐんぐん貯まるポイントを見るのが楽しくなってきますから。
ポイントが沢山貯まったけど、お金は全く貯まらない
なんてことにならないように、ポイントはオマケという感覚を持っておきましょう。
ついつい買い物しすぎてしまう人に簡単にできることは、メモアプリなどを利用して買い物リストを作ることです。
食品や日用品はもちろん、ちょっと高価な家電や趣味のアイテムもリストアップします。
食品や日用品はスーパーなどでの買い物が効率よくできます。
家電や趣味のアイテムなどの欲しい物リストは定期的に目を通して
「欲しいと思ってたけど、あまり使わないものかも」
と感じたらリストから削除したり、順番を下位に下げます。
追加と削除と並び替えを繰り返していると、本当に欲しい物が見えてきます。
私も長年やっている方法なのでぜひ試してみてください。