一級建築士
一級建築士は国家資格です。個人の住宅だけではなく、公共施設の設計をすることもできます。一級建築士は、顧客のどのような要望に対しても応えられるよう、豊富な知識と経験が求められます。木造、鉄骨造、鉄筋コンクリートなど、さまざまな素材、工法を駆使し、さらに光の取り入れ方、自然との調和を考慮するなど、オリジナルのアイデアで顧客に納得してもらえるようなデザイン設計をします。たとえば「光がたくさん入るような店舗にしたい」という要望があれば、建築士は日当たりを考慮した店舗設計、その店舗を作るために使用する材質、工法など、あらゆる角度から最も顧客に適した方法を提案することできます。
建築家
あらゆる工法に精通した建築家は、豊富な知識から適切な素材、建築法を提案します。西洋式の建築法と日本式の建築法が違うことはその見た目から明らかですが、その工法にはそれぞれ特性があるということを理解しなければなりません。例えば日本式建築は日本の高温多湿な気候から、通気性を追い求める工夫がなされています。一方高断熱性、高気密性を求めた家屋の需要が高まっておりますが、それらを同時に達成することはできません。工法の特性を理解して最適な建築方法を導き出すことが建築家に求められています。建築家なら、あらゆる工法の中で最適な素材を判断し、顧客にとって最も最適な設計を提案することができます。
インテリアコーディネーター
設計から施工だけでなく、インテリアまでコーディネートするのがインテリアコーディネーターの仕事です。「落ち着いた空間にしたい」「華やかな空間にしたい」など、顧客の要望はさまざま。ホテル、レストラン、またはオフィスビルや病院など、施設によって求められる空間は別物なので、要望に合わせて最適なインテリアを提案します。そしてそれら一つ一つの空間を作り出すのに必要なインテリア(アーティフィシャルフラワー、観葉植物、絵画、家具など)を、顧客に提案します。「イメージだけはあるけど、具体的にどんなものを置いたらいいのか分からない」という悩みも、インテリアコーディネーターが解決してくれるでしょう。