生命保険協会による契約照会について
今回は、新型コロナウィルス（以下、コロナとします）によって入院したときに保険がおりるのか？について考えてみたいと思います。
まず、コロナで入院ということであれば、病気入院となりますので、ごく当たり前に入院給付金の対象になります。コロナの検査結果が陰性であったとしても医師の指示による入院であれば対象になります。
さらに、2月4日のコラムでもお話しましたが、特定感染症となれば災害特約による上乗せ保障も期待できることになりますが、現在のところはまだ指定はされておりません。
そこで、今回はもっと深く「入院」について考えてみたいと思います。
ニュースでは、病院が飽和状態になり入院できない感染者をホテルが受け入れたり、自宅で療養することも想定され始めました。その場合は「病院に入院」ではないので、保険の対象外なのでしょうか？
先週保険会社に照会をしたところ、保険会社としても初めての経験だったようで明確な回答は得られませんでしたが、本日回答がありました。
回答としては、「医療機関の事情等により、医師の指示で、ご自宅またはその他病院等と同等とみなされる施設（ホテル等の滞在型施設）で治療を受けられた場合も、その治療期間に関する医師の証明書等をご提出いただくことで、入院給付金のお支払い対象としてお取扱いいたします。」という内容でした。
つまり、入院できずに自宅や療養型ホテルで治療を受けた場合であったとしても、医師の証明があれば入院給付金の支払対象となるということです。
きちんと保険会社が入院の保障をしてくれることは有難いところだと思いますが、感染しないことが一番ですので、皆様くれぐれもお気をつけてください。
