結婚指輪の相場は？

前回は婚約指輪の相場についてお伝えしましたが、今回は結婚指輪の相場についてお伝えしたいと思います。

結婚指輪は結婚式の際に新郎新婦が交換して、結婚後着用する指輪です。こちらの相場はというと婚約指輪とは逆に、以前よりも上昇傾向にあり、ご予算をおかけになる方が多いようです。2009年の相場の平均は以下のようになっています。

広島県平均：194,000円(ペア)
全国平均　：216,000円(ペア)

最も高いのは富山・石川・福井の北陸で231,000円(ペア)となっています。(全て結婚情報誌ゼクシィ調べ)

広島県の相場の平均でも5年前の146,000円から194,000円と上昇しています。なぜ上昇しているかというと、一番にはプラチナや金といった貴金属相場の上昇がありますが、それ以外にも結婚指輪へのこだわりが大きく影響していると考えられます。前回バブル期頃までは婚約指輪の相場が給料の3か月分だった？というお話をしましたが、婚約指輪の取得率やご予算の低下にともない、使用頻度の高い結婚指輪にご予算をおかけになる傾向が出てきています。

以前は結婚指輪といえば画一的なデザインで形式上揃えても、必ずしも気に入ったものをご購入されるわけではなかったようです。しかし、現在では日常使いに邪魔にならず、デザインも豊富になってきています。とくに当店は結婚指輪をオーダーメイドで承ることが多く、皆さんいろいろとお考えになり、お二人の本当に気に入ったものをお作りになります。当然愛着もわくので、結婚前に「我慢しきれず使ってしまった！」と結婚式の前に新品仕上げのご依頼をいただくこともあります。

当店で結婚指輪をお作りになるカップルさんのご予算は12万円～17、8万円くらいの方が多いです。結婚指輪は使用頻度が高く、耐久性を求められる指輪であり丈夫にしっかりと作る必要があります。そのためあまりに安価なものは不安が残りますが、オーダーメイドの場合、デザインや仕様によってご予算もコントロールできますので、必要な強度を保ったままで、よりフレキシブルに対応できます。

必ずしも高ければ良いというわけではなく、永く使えるお二人の気に入ったものをご用意されるのが一番だと思います。