婚約指輪はなぜプラチナなのか?
前回までダイヤモンドの歴史から4C、選び方などについてお送りしてきましたが、婚約指輪と結婚指輪の違いについてお伝えします。
突然ですが、婚約指輪と結婚指輪の違いってご存知ですか?
「分かる!」「当然!」とお叱りを受けるかもしれませんが、インターネットで検索をされてる方や、特に男性の方で、店頭でもご質問をされる方が意外に多いので書かせていただきます。
婚約指輪とは、男性が婚約の記念に女性に贈る指輪です。プロポーズの際にサプライズで渡したり、結納の席でご両親の前で渡したり、二人で一緒に買いに行ったりとプレゼントの仕方は様々ですが、文字通り婚約する際に、婚約が成立した証に贈られてきた指輪です。婚約指輪を贈るという習慣は古代ローマ時代から続いている習慣といわれ、丸い輪がとぎれることがない様から男性が女性を永遠に守るという意味も込められたようです。日本では1960年代頃から結納品に添えられて贈られるようになりました。現代ではセンターストーンにダイヤモンドを使用したものが人気です。写真の左端が婚約指輪です。婚約指輪はエンゲージリングとも呼ばれます。
男性が女性に贈る婚約指輪に対し、結婚指輪は結婚する際に交換し男性・女性ともに着用する指輪です。結婚式の指輪の交換でお互いに着け合う、あれが結婚指輪です。こちらは日常生活で常に着けることが多いため、大きな宝石は入れず、プラチナなどの金属だけの指輪かメレと呼ばれる小粒のダイヤモンドなどを埋め込んだ指輪が主流です。結婚後多くの人が日常的に着用して生活するので、左手の薬指に指輪をしていることで既婚者であると判断できます。結婚指輪は二人の「誓いの証」であるとともに、「私は結婚しています」という印ともなるものです。写真の真ん中がハーフエタニティというタイプの女性用の結婚指輪、右端がシンプルな男性用の結婚指輪です。どちらも出っ張りがなく、使い勝手の良いデザインになっています。結婚指輪はマリッジリングとも呼ばれています。
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