なぜ婚約指輪はオーダーメイドがいいのか?
昨日に続き、今日はなぜ結婚指輪はオーダーメイドがいいのか?について触れてみたいと思います。
昨日もいいましたが、当店で結婚指輪をご注文されるお客様はほぼ100%オーダーメイドです。
その理由の一つはやはりデザインです。既製品を数多く見て、試着して回られても、ぴんと来るものがなく、「このデザインでもうちょっと細身だといいのに…」とか「カーブがもっとしっかり入ったものがいい」というようになかなか理想のデザインにめぐり合えない方が多いようです。
また、もう一つは耐久性の問題です。結婚指輪はお二人が結婚された後、基本的には毎日使うものなので、一般的な指輪と比べて使用環境が非常に苛酷です。そのため、デザインの良し悪しだけではなく、構造的に丈夫であることが重要な要素となります。
そのようなお二人のご要望を満たすものはやはりオーダーメイドということになると思います。
しかも、当店の結婚指輪はすべてハンドメイド、つまり熟練職人による手作りなのです。手作りという製法は既製品では基本的に行われません。なぜなら、量産ができないからです。手作りは既製品で一般的に行われるキャスト製法(溶けたプラチナを型に流して作る製法)とは違い、プラチナなどの地金を熱して鋼鉄のローラーで圧延し、ハンマーで叩いて指輪を作っていきます。したがって、何度も地金に圧力をかけるため、引き締まったしっかりしたものができます。
また、お客様のご要望に応じて、一から作るためデザインや寸法をお好みで作れるうえ、製作途中の仮作り品を確認して修正を加えることができるため、思い通りの指輪に仕上がります。
まさにお二人の想いをカタチにできる最適な手法だと思います。さらに結婚指輪をオーダーメイドされたカップルさんから、「打合せから出来上がりまでに過程自体が良い思い出になった」、「来店するたびにだんだんと完成に近づいていく自分たちの指輪を見てますます愛着がわいた」など、単に物としての良さ以上の価値を感じられるお声をいただいています。