美しい実印を生む字入れの世界
お子さんの名前を決めた時のことを、覚えていますか?
画数を調べて、声に出して読んで、何度も書いてみて。
そうして選んだ一文字一文字に、深い想いが込められているはずです。
名前には、想いが宿っている
横田印房では、春が近づくとこんな相談が増えます。
「子どもの就職祝いに実印を作りたいのですが、ちゃんとした印鑑が欲しいので来ました」
そういった要望でご来店頂いた時、私たちまず想いをお聞きします。
読み方、字の由来、お子さんへの想い。
名前には、それぞれに素敵な物語があります。
それを印の文字に込めることが、実印づくりの出発点です。
字入れという、静かな仕事
横田印房では、彫る前に「字入れ」という工程があります。
印面の丸い空間の中に、文字をどう配置するか。
線の太さ、余白のバランス、全体の重心、文字の大きさ。
ひとつひとつ、その方のことを想像しながら考えます。
ここに、職人の経験が詰め込まれています。
機械では出せない、その人らしさ
機械彫りの実印は、データ通りに均一に彫られます。
整ってはいますが、その名前ならではの個性を引き出すことは、機械には難しいと常々思います。
手仕上げだからこそ、文字の形を見ながら、線に強弱をつけ、全体を整えていけます。
彫り上がった時、「これは自分の名前だ」と美しさを感じていただける印影になります。
同じ名前でも、機械彫りと手仕上げでは、全く違う印影となります。
受け取った方は知らずにではありますが、良い印鑑を日々使うというのは素敵なことです。
名前を、一生物の形にする
想像してみてください。
お子さんが初めてマンションの契約をする日。
住宅ローンを組む日。
そのたびに取り出す実印が、親が選んでくれたものだとしたら。
実印は、使うたびに自分の決意を確かめる道具でもあります。
だからこそ、その名前が丁寧に刻まれていることが大切です。
子の名前に込めた願いを、職人の手が形にする。
それが横田印房の、実印づくりです。
印材の選び方やご予算のご相談など、どうぞお気軽に横田印房へお越しください。



