新成人へ贈る一生のお守り『実印』
実印を注文すると、「仕上がりまで約2週間お時間いただきます」とできあがりまでの時間を案内されるはずです。
「印鑑を彫るだけなのに、なぜそんなに時間がかかるの?」と質問を頂いたことがあります。
時間を頂く理由に、「字入れ」という工程にあります。
多くの方が知らないこの作業が、印章専門店のこだわりであり、印影の美しさを生み出しています。
字入れとは何か
字入れとは、印鑑の材料を彫る前に文字をデザインする工程のことです。
つまり、印章職人はまず文字を一文字一文字調べてバランスを考えながら、デザインします。
ここで重要なのは、パソコンのフォントデータをそのまま使わないという点です。
今までの経験と辞書などで調べてから、持ち主の名前に合った文字の形を一から考え、デザインします。
名前によって文字は変わる
同じ名字(例えば横田)であっても、字入れの段階で印影は大きく変わります。
画数の多い文字と少ない文字が混在する場合、バランスを取るために線の太さや字の大きさを調整します。
印面という限られた面積の中に、美しく、力強く、収める。
これが職人の腕の見せどころです。
文字のことを考え続けているからこそ、どんな姓名であっても字入れができるのです。
字入れが生む、唯一無二の印影
字入れは職人によって異なるため、たとえ同じ名前であっても、全く同じデザインにはなりません。
線の太さ、字のバランス、刀の入り方。
今まで彫り上げてきた一本一本すべて違う、世界にひとつだけの印鑑です。
これが印章専門店での手仕上げ実印の本質であり、こだわりです。
押すたびに「自分だけの実印」であることを実感できる理由でもあります。
累計50万本の実印を彫ってきた横田印房では、字入れにかける時間を決して省きません。
一本の実印の背後に、何日もの思索と技術が宿っています。
実印を「早く・安く」で選ぶことも一つの判断です。
しかし人生の大切な契約の場面で使うものだからこそ、字入れから始まる職人の仕事を知っていただきたいと思います。
そのために、お渡しまでに2週間ほどお時間をいただいております。
横田印房では、実印についてのご相談お待ちしております。
急ぎのご事情がある場合も、まずはお気軽にお電話でご相談ください。
スタッフ一同丁寧にご相談を伺い、よりよい提案をさせていただきます。



