年賀状で使う 「三文字の賀詞」
さて4文字の吉語となるといっぱいあります。
その中で最も賀詞として使われるのが謹賀新年なのですが、
似たような4字の吉語がいくつかあります。
勤とか恭とか敬が付く言葉はどれも丁寧な言い方なので
目上の方にも使える賀詞として相応しいものばかりです。
・謹賀新年:謹んで新年をお祝い申し上げます
・謹賀新春:謹んで新しい年をお祝い申し上げます
・恭賀新年:うやうやしく新年をお祝い申し上げます
・恭賀新春:うやうやしく新しい年をお祝い申し上げます
・敬頌新禧:(けいしょうしんき)うやうやしく新年のよろこびをおたたえ申し上げます
その他4字の吉語はたくさんあるのですが、以下は篆刻や書の素材として
よく使われるものを意味で区分してみました。意味を知って上手に使えば
面白い年賀状になりそうです。
長生きを祝う系
・長生安楽:安らかにゆったり長生きをする
・鶴寿千歳:千年生きる鶴のように長生きをする
・長楽萬年:尽きることなく長く続く楽しみ
楽しみが続く系
・長楽未央:楽しみが尽きることがない
・年豊人楽:みのりが豊かで人々が楽しむ
・富貴安楽:裕福で身が尊く、安らかで楽しいこと
めでたい兆し系
・瑞色含春:めでたい兆しが春の気配を含んでいる
・瑞気集門:めでたい気が門に集まる
おだやかな春系
・萬古清風:大昔から変わることのない清らかな風格
・春和景明:春は気候が和らぎ景色も明るい
文章の賀詞
・あけましておめでとうございます
・新年明けましておめでとうございます
・新春のお慶びを申し上げます
・謹んで新年のお慶びを申し上げます
・謹んで初春のお慶びを申し上げます
・謹んで新春の寿ぎを申し上げます
・謹んで新春のご祝詞を申し上げます
以上の文章のものは誰にでも使える丁寧な賀詞ばかりです。
友達や仲間に出す年賀状は1字や2字3字の賀詞でもかまいません。
また、同輩か目下の人に出す場合もどんな賀詞を選んでも失礼はないのですが、
目上の方を含むいろんな相手に出す年賀状印刷に、相手を選ばず使える文章の賀詞、
丁寧な4字の賀詞が無難で間違いはありません。
デザインだけでなく賀詞にも気を付けて選んで、相手に対して失礼のないように致しましょう。
※弊社デザインをお選びの際は、賀詞の変更もお受けしておりますのでご相談下さい。
※「たのしい印の年賀状」小原俊樹著(木耳社)と書家130人の年賀状(芸術新聞社)
を参考にさせて頂きました。
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