篆刻を使った年賀状を作成しています【素材1】
今日の篆刻入り年賀状は辰103のデザインです。
<商品番号-辰103>
これも大きな字がドーンと真ん中で自己主張しています。
しかも、なんとなく龍って読めるんですが見慣れた「漢字」とは「感じ」が違います
よね(^^ゞ
実はこれ、古い時代の文字なんです。
今の漢字の母型は約2200年前、秦の始皇帝の時代に統一されたものなんですが、この
文字はそれよりも何百年も前の西周の時代に使われた文字で、主に青銅器などの金属
に鋳造された字が現在多く残されていることから金文と呼ばれています。
よ~く見てるとなんとなく龍が飛んでるように見えてきませんか?
その右下に押された印は「画龍点睛」(がりょうてんせい)です。
中国の南北朝時代、南朝梁の画家・張僧ようが金陵(今の南京)の安楽寺という寺の
壁に四匹の龍を描いたが、瞳を書き入れると天に飛び去ってしまうと言って描き入れ
なかったそうです。人は彼の言うことを信用せず、本当かどうか試しに瞳を入れてく
れと要求したので、張僧ようが二匹の龍に瞳を描き入れた処、たちまち二匹は天に昇っ
たということです。
なんか日本の雪舟のネズミの逸話を思い出させる話ですね。
実際、もともとは張僧ようの腕前を賞賛するエピソードだったらしいのですが、最後
に大切な部分に手を加えることで全体が立派になるたとえとして使われるようになり、
最後の仕上げを意味するようになったんだそうです。
「画竜点睛を欠く」と言った場合は、肝心要が欠けていることを言います。
今日のコラム、画竜点睛を欠いてないかなあ? おっと、まとめがまだだった。
ちょっとしたことを加える事で、物事は見違えるように良くなるという話しでした。
この年賀状も最後に押した篆刻の朱色でグッと引き締まって見えるはずです(^.^)
次回は「亀龍寿」の篆刻入り年賀状を紹介させていただきます。
枚数は20枚から承っております。他の印刷料金は
こちらの価格表をご覧くださいませ(年賀ハガキ代は含まれておりません)
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<年賀状についてのコラム>
辰(龍)年の年賀状 - 当店自慢の篆刻入り年賀状誕生秘話 -
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年賀状に役立つ辰年・龍にまつわるいろんな話し1
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年賀状に役立つ辰年・竜にまつわる面白いはなし2
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No.1 謹賀新年と龍 ~篆刻入り年賀状デザイン~
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No.2 臥龍 ~篆刻入り年賀状デザイン~
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No.4 亀龍寿 ~篆刻入り年賀状デザイン~
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No.5 龍攘虎搏 ~篆刻入り年賀状デザイン~
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No.6 雲従龍 ~篆刻入り年賀状デザイン~
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No.7 龍の瓦当 ~篆刻入り年賀状デザイン~
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No.8 壬辰 ~篆刻入り年賀状デザイン~
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