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写真アルバムのクラウド保管

中丸博幸

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五月GWいかがお過ごしでしたか。
もし お休みが少なくても 世間様が公休だと 通常より余裕ができるというもの。
私もこの機に写真の整理・保管について 見直す時間を設けました。
ご参考になれば、幸いです。


大震災では 家ごと流されて、思い出の写真すら残っていないという事態が 起きました。
からだ一つ、命があるだけ、という状態は どのような心情なのか
私などには想像もできないところです。
がれきの中を捜索する人たちがアルバムを見つけると 被災者の心情を察して 丁寧に拾い出し、また
ボランティアの人たちが洗って、被災者の手に戻るよう保管や陳列をする姿が報道されていました。

(4月に2回目の寄付をしました。)
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

そのような惨状の中で写真を クラウドに保管していたため、残せたという事例があるようです。

クラウド って 何なのか って?
インターネットを通じて写真など、のデータを保管してくれるサーバー群、
空に浮かぶ白い雲の中に、便利な書斎や図書室がある場景を想像しましょう。
直接そのサーバー姿を見ることはできないので クラウド=雲に例えたのでしょう。

空に向かって IDとパスワードを唱えると きんと雲のように サーっとデータが下りてくる。
孫悟空か 007 か ?? ってイメージだ。


クラウドは 共用物ですが 自分専用の鍵のかかった「書棚」を 無料または有料 でおくことができます。
一定の容量までは無料ですよ、と利用を勧めて、一部の利用者が有料サービスを利用することで
ビジネスが成立しています。
複数の企業が競争をしていますので 最近では使い勝手も 無料のサービスも充実してきた、というところだと思います。
ハードディスクが年々大容量化・低コスト化し(記憶コストの低下)、
高速通信可能なインターネットの利用者が増えてきた、など
複合的な背景が整ってきていることも 後押ししています。



さて、
私には 四国の実家に両親や兄弟家族、親戚がおり、撮りためた写真などを
見てもらいたいと常々思っています。
しかし、昔のようにプリントして 見てもらおうという気が起こってきません。

なぜかというと、写真だけでも 数が半端じゃありません。短編動画も少なからずあります。
この10年の我が家の写真の枚数は
1998年 175枚
1999年 399枚
2000年 1136枚 身内・知人の婚礼などで一時的に枚数増。
2001年 597枚
2002年 319枚 この頃までは まだフィルムカメラも併用していたかな?
2003年 601枚 
2004年 909枚
2005年 1255枚
2006年 2352枚
2007年 4085枚
2008年 5895枚
2009年 3687枚
2010年 8034枚 いただきものの写真もあります。デジカメ動画も一緒に収納しています。
2011年1月~4月 2465枚


これをプリントして まとめるというのは もはや 考えられないこと。
お金もかかるし。見てほしい、と言われても 言われた方は困るでしょう。
動画はプリントできないし。

そこで
クラウドなら 見方だけを伝えれば、見る人は 見たい時に見たいものだけみればいい。
準備する方は お金も力も不要です。

ただ、パソコンもインターネットも使わない私の親は 無理。 
帰省時に一緒に見て 後は抜粋してプリントして見てもらうしかありませんが。


写真を保管できるサービスは いろいろありますが 利用を選んだサービスは ピカサウェブサービスです。
http://picasa.google.com/

数枚から数十枚入った「アルバム」(実態はフォルダー)を 544冊入れました。
その中のお試しアルバムをふたつ 公開します。
http://goo.gl/photos/R08LmhCYs3(すみません。つまらなくて)
http://goo.gl/photos/P0oOFwR13e(こちらは ある人からのいただきもの)
 ↑ ちなみに これ 、 短縮URL というもの。


ほとんどがプライベートのアルバムなので その他は公開できませんが
公開できる「アルバム」を単品で 紹介しました。
家族や内輪で共有する場合は 上位フォルダーを公開することで 一括して共有できます。


また、厳密に特定のユーザーだけ閲覧が可能とする方法も準備されています。
その他、完全公開も もちろんできます。 
1GBの無料の容量は ネットで閲覧するのに実用的なサイズに落とせば
1万枚ぐらいは 収納できるものです。
ピカサのアプリを使うと自動的に
ダウンサイジングしてくれます。
団体、グループ、サークルなどで共有する場合も 使いでがあります。


なぜ、ピカサかって 私にとって 便利だからですが 詳細は長くなるので割愛です。

自分の目的や使い勝手に合ったサービスを選ぶのが大事なこと。
ネットで検索すると 写真などを保管してくれるサービスが すぐに いくつか見つかります。
無料で使い始めることができるので 試してから 本格的に利用しましょう。


それから クラウドも万能ではありません。
クラウドも 所詮 地上の建物内に置かれたコンピュータです。
故障もある、通信回線の遮断もありえる。
パスワードを失う可能性もある。
最悪のその時の対応も当然 考慮しておく必要があります。
簡単なのは コピーを手元に置いておくこと。バックアップですね。
ハードディスクとサーバーとをシンクロ(同期)してくれる機能が便利です。


また、「流出」の可能性も否定できません。
絶対に見られてはいけない写真は アップすべきではありません。

メリットが多ければ デメリットも それ相応に潜んでいるというものです。
リスクをうまく管理して 上手に使いましょう。

ご参考になれば 幸いです。
●●●
アルバムは 現在 ムスメにも iPadで見させています。
過去の写真を iPadに入れてほしいと ほんとに やかましく せがまれていたので
10年分入っていて これで満足でしょう。

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中丸博幸
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