「遊び」について
学ぶことは何かに気づくこと、発見することである。
子どもは遊びの活動によって、自分で新しいことを発見して自分の世界を広げる。人生100年時代を迎えると、「学び直し」が大切とうたわれている。定年退職した後にも、まだ充分な時間が与えられ、もともと関心があったこと、全く新しいことに目を向けてみることで、知らなかった世界が開かれていく。それは子どものこころに戻るような楽しい経験かもしれない。
カウンセリングの実践を学ぶセミナーで、「学びほどく unlearn」ことが必要だと教わった。”unlearn”というのは、教科書で学んだ学問的なことばを、日常のことばで解きほどいていくこと、自分の経験や身体の感覚に近づけてわかろうとすることだ。
エーリッヒ・フロムが、勧めている毎日30分の散歩を、昨日から始めてみた。早朝に目が覚めて、近くの海岸を歩いた。誰もいない砂浜に自分の歩いた靴の跡が残っていく。しばらく行くと、丸い棒で指したような穴がいくつもあることに気が付いた。誰かが、傘で刺したのだろうか?・・・いや違う。それなら人の足跡が残っているはず。この穴は何だろう?よく見ると、穴の近くに小さな砂の山がある。どの穴にも。何かの生き物が穴の中にいる・・・おそらく。砂を掻きだして砂の中にもぐったに違いない。棒でつつけば、出てくるのか?いや、やめておこう(ちょっと怖いし)・・・帰って調べたら、「スナガニ」の写真が出てきた。良く似ている。この次は、正体を見てみよう。