雨の日でも「スマイル」で一歩前へ!ショッピングモールに学ぶ健康経営のヒント
パイプが繋ぐご縁を大切に。新卒入社してから株式会社MATSUMURAの4代目社長を務めています古川です。
「頼れる人」が、実は無理をしているかもしれません
どの職場にも、「あの人に頼めば何とかしてくれる」と言われる人がいます。
経営者や管理職にとっては、ありがたく心強い存在です。
ただ、私は経営者として、ここに落とし穴があると感じています。
頼られている人ほど、実は無理をしているのに気づかれにくいということです。
都合よく使われてしまう人に見られる傾向
都合よく使われてしまう人には、いくつか共通した傾向があります。
・「嫌われたくない」「場の空気を壊したくない」と考え、断るのが苦手
・「このくらい大したことない」と、自分の時間や労力の価値を低く見積もっている
・見返りを求めず、困っている人を放っておけない
・無茶な頼みにも、愛想笑いや語尾の笑いでごまかしてしまう
・「ここまでは対応、ここからは無理」という境界線があいまい
特に気をつけたいのが、笑ってごまかす癖です。
勇気を出して意見や要望を伝えても、語尾で「ははっ」と笑ってしまうと、冗談や軽い愚痴のように聞こえます。
本人は角が立たないようにしているつもりでも、周りには「本気で困っているわけではない」と伝わり、不満が気づかれないまま同じ扱いが続いてしまいます。
「自分への嘘」は、会社への迷惑にもなる
本当は余裕がないのに「大丈夫です」と引き受ける。
これは優しさのようでいて、自分の気持ちに嘘をつく行為でもあります。
そして、この嘘は本人だけの問題では終わりません。
・無理をして抱え込み、仕事の質や納期に影響が出る
・「できる」と思っていた周囲が、後から対応に追われる
・我慢が限界を超え、突然の退職や体調不良につながる
・頼む側も「この人は大丈夫」と思い込み、状況を確認しなくなる
つまり、断れない状態を放置することは、本人のためにも、会社のためにもならないのです。
経営者・管理職の側にできること
「断れない人が悪い」という話ではありません。優しさや誠実さが「利用しやすさ」に変わってしまうのは、本人に落ち度があるからではなく、頼む側の問題でもあります。だからこそ、頼む側、特に経営者や管理職が意識したい点があります。
1.「できます」を鵜呑みにしない。「引き受けてくれた人にも「負担は大丈夫?」と一声かける
2.仕事を頼むときは、範囲と期限をはっきり伝える。 「今回だけ」が当たり前にならないようにする
3.「それは難しいです」を受け止める。 断られたときに不機嫌にならず、理由や代案を一緒に考える
4.頼りになる人ほど、感謝を言葉にする。 当たり前だと思わない
「断っても大丈夫」「本音を言っても大丈夫」と思える空気があって初めて、人は無理をせずに力を発揮できるのだと思います。
本人ができる、小さな習慣
もし「自分のことかも」と思った方は、次の3つから試してみてください。
・即答しない。 「確認してから返事します」と一呼吸置く
・大事なことは笑わずに最後まで言い切る。 「それは難しいです」と真顔で短く伝える
・引き受ける範囲と条件を先に決めておく
小さな習慣ですが、周りの受け止め方は少しずつ変わっていきます。
健康経営の視点から
当社は健康経営ネクストブライト1000の認定企業であり、代表を含め6人の健康経営アドバイザーがいます。
社員の健康を考えるうえで、体だけでなく、無理を抱え込まず、本音を伝えられることもも大切な要素だと感じています。
「いい人」が我慢し続けなくてよい職場は、結果的に、全員が働きやすい職場につながります。
あなたの周りに、いつも笑顔で何でも引き受けてくれる人はいませんか。
そして、あなた自身は、無理をしていませんか。
この機会に、ぜひ一度振り返ってみてください。


