バズらせようとしなくても、届くものがある ― SNS発信で大切にしていること
パイプが繋ぐご縁を大切に。新卒入社してから株式会社MATSUMURAの4代目社長を務めています古川です。
SNSより先に、地道な発信を
「発信していきましょう」という言葉、経営者の集まりや勉強会でもよく耳にします。
今やSNS発信は当たり前になりつつあり、私自身もたまにInstagramに投稿しています。
ただ、実際に一番続けているのは、SNSよりも地味な「ブログ」と「コラム」です。
会社ホームページの「社長のつぶやき」、そしてこのマイベストプロ群馬のコラム。どちらも毎日更新しています。
派手さはありませんが、中小企業にとってはこの地道な発信こそ意味があると、続けてみて実感しています。
続けたからこそ見えてきた、小さな変化
「継続は力なり」とはよく言われますが、実際にやってみると、変化はすぐには表れません。
ジワジワと、少しずつ効いてくるものだと感じています。
たとえば、キャンプで立ち寄った美味しいお豆腐屋さんのことを記事にしたところ、それが人づてにお豆腐屋さんの耳に入り、嬉しいメッセージをいただいたことがありました。
また、体験会に参加したHADOについての記事を書いたら、HADO公式のアカウントがInstagramやXで取り上げてくださったこともあります。
こうした反応は、狙って起こせるものではありません。
でも、続けていたからこそ出会えた出来事だと思っています。
発信は「誰でも見られる」からこそ強い
InstagramやXは登録制のSNSですが、ブログやコラムは登録なしで誰でも見ることができます。
この開かれた場所であるということが、実は中小企業の発信において大きな意味を持つと考えています。
さらに今はAIの時代です。
会社名で検索すると、AIがさまざまな情報をもとに答えてくれる。
毎日更新を続けているからこそ、多くの情報がその答えの材料になっている。
そんな効果も、少し頭に置きながら書いています。
発信は仕掛け花火のように広がっていく
読んでくださった方が「そういえばラジオ番組もやっていたな、聞いてみようかな」「社長のこと、会社のこと、なんだか気になるな」「一度、工場に行ってみたいな」と、次の興味につながっていく。
一つの発信がきっかけになって、また別の行動が生まれる。まるで仕掛け花火のように、あちこちで次々と火がついていく感覚があります。
大切にしているのは「巻き込み型」の発信
MATSUMURAの発信は、自社や私自身のことを伝えるだけで終わらせたくないと思っています。
読んでくださった方が「私もやってみようかな」「そんな世界があるんだ」と、少しでも動いてみたくなる。そんな、見た人・読んだ人を巻き込んでいくような発信でありたいと思っています。
一方通行で終わらせず、誰かの一歩につながる発信を。これは日々、意識していることです。
根っこにあるのは、二宮尊徳の「湯船の教え」
こういう考え方の根っこには、私がいつも意識している二宮尊徳の「湯船の教え」があります。
湯船のお湯を自分の方へ手繰り寄せようとすると、お湯はかえって向こう側へ逃げていく。
逆に、相手の方へ「どうぞ」と押し出してあげると、そのお湯は壁に当たってぐるりと回り、結局は自分の方へ戻ってくる。
この身近な現象が、「まずは人に譲る・与えることが、巡り巡って自分を豊かにする」という道理を教えてくれています。
仕事もプライベートも、そしてSNSや発信ですら、私はこの教えを大事にしています。
自分のことだけを発信するのではなく、誰かの役に立てば、届けたい情報を「どうぞ」と押し出す気持ちで書く。
そうすれば、それは巡り巡って、また自分やMATSUMURAに戻ってくる。
そんな風に信じています。
私自身のこと、そして株式会社MATSUMURAという会社のことを、もっと多くの方に知っていただきたい。
根っこにあるのは、そのシンプルな想いです。
もし同じように発信を続けるか迷っている方がいれば、まずは小さく、一歩から始めてみることをお勧めします。
これからもよろしくお願いいたします。


