不透明な時代を生き抜く経営マインド。中東情勢の危機を「社内改革のチャンス」に変える選択
製造現場や物流の現場で欠かせないパレット荷崩れ防止用「ストレッチフィルム」。
しかし、作業負担や使い捨てプラスチックゴミの増加、昨今の資材高騰など課題も山積みです。
今回は、お取引先様とのご縁をきっかけに始まった「エコネット」の現場導入トライと、製造業が直面する試練の時代に向けた取り組みについてご紹介します。
あらためまして、株式会社MATSUMURAの古川です。
現場の課題から見えた「ネットタイプ」という最適解
製造業の現場において、パレットに積んだ荷物を運搬する際の荷崩れ防止として広く使われているストレッチフィルム。
ですが、巻きつける作業は腰をかがめる姿勢が多く作業者の身体的負荷となり、剥がすたびに大量のプラスチックゴミが発生してしまいます。
弊社(株式会社MATSUMURA)でも「なんとかしてこのゴミと作業負担を減らせないか」と長年頭を悩ませていました。
そんな折、お取引先の株式会社愛光様のご紹介で、環境配慮型物流資材を手掛ける株式会社エコシステム販売の担当者様が来社してくださいました。
実は事前の社内トライで「バンドタイプ」を試していたのですが、めっきメーカー様へ運搬する際にかごへ付けた現品票が風で飛んでしまう等の現場特有の悩みがありました。
最初の打ち合わせでは、日々更新している弊社の公式Instagramの投稿画面を見てもらいながら実際の現場状況を確認していただくという、MATSUMURAらしいスタイルで課題を共有しました。
実際の現場の動きを見たメーカー様から「それならバンドよりもネットタイプが合っていますね!」とご提案をいただき、その場ですぐにサンプルを使った装着トライを実施することになりました。
「現場にピッタリ」を実証したテスト結果
今回のトライでは、いきなりネットを被せるのではなく、メーカー様の丈夫なシート(テント生地)を上から被せた上でネットで全体を固定する手法を採用しました。
◎現品票の飛散防止: シートで覆うことで現品票が飛ばず、多少の雨でも安心。
◎高いフィット感: ネットの伸縮性により、形状がバラバラな箱もしっかりホールド。
◎優れた小回り: 途中で1箱追加・抜き出す際も、バンドを少し緩めるだけでサッと挿入・取り出しが可能(手戻り作業の撲滅)。
運搬安定性の実証: ネット装着状態でフォークリフトによる走行・旋回テストを実施。グラつきもなく抜群の安定感を確認。
まさに「今のMATSUMURAの現場にピッタリ」な解決策であることが確認できました。
厳しい時代だからこそ、未来を見据えて“違う景色”を見る
世界情勢の不安定化や資材・物価の高騰など、現在ものづくり産業を取り巻く環境は決して容易ではありません。
ストレッチフィルムの全廃までは一朝一夕にはいきませんが、できるところから段階的にネット運用へ切り替えていきます。
この試練の時期が落ち着き、市場が戻ったときに「以前と同じ景色を見ているか」、それとも「改善と挑戦を経て違う景色を見ているか」。
MATSUMURAは迷わず“違う景色”を見たいと考えています。
だからこそ、今できる前向きな改善に投資していきます。
MATSUMURAは、温室効果ガス削減を目指すSBT(サイエンス・ベースド・ターゲット)認定企業として環境負荷低減に取り組むとともに、健康経営優良法人(ネクストブライト1000)認定企業として社員の身体的負担を和らげる職場環境づくりを推進しています。
特殊形状へのオーダーメイド対応やアフター修理まで伴走してくれるパートナー企業様とのご縁に感謝しつつ、環境にも現場の社員にも優しいものづくり環境の実現に向け、これからも一歩ずつ着実に挑戦を続けてまいります。


