郷土の象徴・赤城山を守る。「県立赤城公園サポーター」として今シーズンも始動します
皆様、こんにちは。株式会社MATSUMURAの古川です。
現在、中東情勢の緊迫化に伴い、ナフサ(粗製ガソリン)をはじめとする原材料価格の高騰や物流への影響が、再び日本の製造業や流通業に暗い影を落とし始めています。
資材の値上げや入手困難といった課題を前に、「これからの先行きが不安だ」と頭を悩ませている経営者の方も少なくないのではないでしょうか。
幸いなことに、私たちMATSUMURAでは、現時点で製造ラインがストップしてしまうような決定的な資材の不足には直面していません。
しかし、この状況を「うちは大丈夫だった」と単なる一過性のリスクとしてやり過ごすのはもったいない、と私は考えています。
予期せぬ外部環境の変化が起きたときこそ、自社をアップデートする絶好の「きっかけ(チャンス)」です。
今回は、私たちがこの局面をどう捉え、具体的にどう動き出したかについてお話しします。
■ 「大変だ」と嘆く時間を、次の一手への「原動力」に変える
どんなに世界情勢を嘆いても、一企業の力でそれを変えることはできません。
であれば、変えられるのは「自分たちの行動」だけです。大変な時期だからこそ、守りに入るのではなく、ゲームの難局を乗り越えるようなワクワクする気持ちを持って知恵を絞ることが、経営において何より大切だと私は信じています。
そこでMATSUMURAでは、これまで工場内の出荷準備や荷崩れ防止のために当たり前のように多用してきた「使い捨てのストレッチフィルム」を見直すことに決めました。その一部を、繰り返し何度も使用できる環境資材「エコバンド」へと切り替えるプロジェクトをスタートさせたのです。
■ 埼玉県のお取引先様との繋がりと、具体的な「SBT活動」へ
この一歩を踏み出せた背景には、日頃からお世話になっている大切な御取引先様とのご縁がありました。
実はお隣、埼玉県にある私たちの御取引先様が、この環境に優しいエコバンド(株式会社エコシステム販売様)を取り扱っていらっしゃったのです。
さっそく相談したところ、快く実際の運用に向けたサンプルをお借りすることができました。
このように県境を越えて互いに知恵を出し合い、支え合えるパートナーシップがあることは、本当にありがたいことだと実感しています。
これから現場のメンバーとともに、使い勝手や作業効率、耐久性の検証(トライアル)に入ります。
この取り組みは、単なるコスト削減やゴミの減量だけが目的ではありません。
私たちが企業としてコミットしている「SBT(Science Based Targets:科学的根拠に基づく温室効果ガス排出削減目標)」の達成に向けた、極めて具体的で実践的なアクションでもあります。
使い捨てのプラスチックゴミを減らすことは、地道ですが確実な脱炭素への貢献です。
■ 変化の激しい時代を生き抜くために
経営や仕事において、逆境をどう解釈するかでその後の企業の体力は大きく変わります。
「コストが上がる、資材が逼迫する」と耐えるだけか
「これを機に、従来のムダを見直して環境対応を加速させよう」と動くか
私たちは間違いなく後者を選びます。
こうした現場発の主体的な取り組みは、働く社員の「自分たちも環境や社会に貢献している」という誇り(エンゲージメント)にも繋がり、結果として企業の健康的な成長(健康経営)を支える強固な土台となっていきます。
このエコバンド導入の具体的な成果や、現場での変化については、後日改めてこちらのコラムでもご報告させていただきます。
どんな変化が起きても「これは良いきっかけをもらったぞ!」と前向きに捉え、これからも群馬と近隣県の素晴らしいパートナー様たちとともに、一歩先行くものづくりと持続可能な企業経営に挑戦し続けてまいります。
お隣の埼玉県との良好な協力関係・企業間ネットワークが見えることで、ビジネスコラムとしての深みや信頼感もさらに高まる内容になりました。
ありがたいご縁に感謝いたします。


