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2025年現在、わが国の認知症の高齢者は表に示すように、471万6,000人であり、団塊ジュニアの世代が65歳以上になる2040年には584万2,000人にのぼると推計されており、高齢者の約15%が認知症となります。
また、認知症の前段階の軽度認知障害(MCI)の人は2040年には612万8,000人にのぼると推計されています。
つまり、15年後の2040年には、高齢者のおよそ3人に1人が認知症か、軽度認知障害(MCI)を患うことになります。
認知機能の低下のリスク要因はまず高齢であり、そのほかに遺伝的要因、生活の質的要因(社会参加や睡眠の質など)、栄養・食生活や身体活動などの環境的要因がそれに続きます。
米国のミシガン州立大学では高齢者の認知機能を防ぐ栄養成分について、これまでに発表された33編の関連論文のシステマティックレビュー(Nutrients, 2024, 16(20), 24pages)を実施しました。
それによると、認知機能を防ぐ栄養素として、ビタミンD、プロバイオティクス(乳酸菌、ビフィズス菌など)、多価不飽脂肪酸(α-リノレン酸、EPA、DHA)が有効であると述べています。
一方、ビタミンA、B、C、Eは認知症の予防に関して有意な効果は認められませんでした。
また、これまで数十年にわたり認知症治療にイチョウ葉エキスが経験的に使用されてきましたが、中国のマカオ大学の総説(Cells, 2022, 11(3), 26pages)によれば、イチョウ葉エキスは動物実験では有効性が認められていますが、臨床比較試験においては認知機能の低下や認知症を予防できるかどうかについて、未だ議論の余地があるということです。
最近、中国の山東第一医科大学ではクルクミンの摂取と認知症との関係について、これまでに報告された9編の論文のシステマティックレビュー&メタ分析(Front Nutr, 2025, 12, 11pages)を実施しました。
その結果、認知症に対して有益な効果をもたらすクルクミンの最適な摂取量は一日あたり800mgであり、特にアジア出身の60歳以上の人が24週(約6ヶ月)間以上摂り続けた場合にクルクミンが認知症のリスクを有意に下げるそうです。
ただし、クルクミンは腸から吸収されにくく、生体利用率がかなり低いという難点があり、上記の9編の論文のほとんどが生体利用率を高めたクルクミン製剤を使用しています。
なお、手軽にクルクミンの吸収率や生体利用率を高めるには、黒胡椒の生理活性成分のピペリンや乳化剤としての大豆レシチンまたは卵黄レシチンを同時に少量摂ることです。
食品医学研究所のエビデンスショップで販売している「高吸収型ウコンCURC95+」ではクルクミノイドが95%(そのうちクルクミンが70%)含まれており、これに少量のピペリンと大豆レシチンを加えています。
したがって、このサプリを一日に500~1,000mg摂取し続ければ認知機能の低下を防ぐ効果が期待できるはずです。
将来の認知症が心配な人は、適度な日光浴でのビタミンD、ヨーグルトなどでのプロバイオティクス(乳酸菌、ビフィズス菌など)、エゴマ油やアマニ油、青魚などで多価不飽脂肪酸(α-リノレン酸、EPA、DHA)を取り入れるとともに、食品医学研究所のオリジナルサプリ「高吸収型ウコンCURC95+」をできるだけ早い時期からお試しになってはいかがでしょうか?



