自動運転車の点検見据えた「特定整備」制度
みなさん、こんにちは。岐阜市で自動車のキズへこみ板金(バンキン)塗装修理専門工場
青いカンバンが特徴的な フルタ自動車鈑金 (古田板金)古田昌也です。
新型コロナウイルスの救済措置
国土交通省は令和2年2月末に、新型コロナウイルス感染拡大を防止するためとして、令和2年2月28日から3月31日までが自動車検査証の有効期間となる車両(つまり車検有効期間)について、4月30日まで有効期間を伸長するとしました。しかし、その後も感染拡大に歯止めがかからず、全国に緊急事態宣言が発出され、その後も延長期間をたびたび伸ばし、いまでは全国で令和2年7月1日まで延長できるようになっています。
自動車損害賠償責任保険の有効期限
一般的に“強制保険”と呼ばれる自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)についても、その継続手続きが猶予されている。過去にも同様な処置が延長があったのをご存じでしょうか。「2011年の東日本大震災発生当時も、対象地域を絞って車検の有効期間が延長されました。」その当時に延長期間内に継続検査を受けない、つまり期間が終わったあとに「車検切れのまま乗り続けるひとが目立ちました。」
さらに「今回の新型コロナウイルス感染拡大でも、車検有効期間が延長されていますが、その対象は全国に広がっています。そのため、東日本大震災のときとは比較にならないほど、今後街なかに車検切れ、自賠責保険切れ車両が結構多めに走りだすという事態が起きそうで、危惧しています。」
3密を避けるための措置
今回の車検有効期間延長は、あくまで感染拡大防止のために、ひとが集中しないよう配慮しています。ディーラーや町の整備工場では、いまもなお車検を受け付けていますし、各運輸支局でも検査を行っています。
有効期間に余裕を持たせてギリギリのタイミングで入庫するのは避けましょう。有効期間の延長となれば『まだいいや』と、入庫を延ばしのばしにして、結果的に車検切れのまま乗り続けてしまうひとを誘発してしまうことになります。当然無保険状態で、しかも頻繁にクルマを使われる人がこのようなことになる傾向が強いと思われます。新型コロナウイルス感染が収束に向かっても、クルマの運転環境はかなりリスキーな状況となっている可能性が高いです。
ポイント1
新型コロナウイルス感染拡大収束後には、任意保険どころか車検切れ(当然自賠責保険切れ)のまま街なかを走っているクルマが目立ちそうなので、防衛運転(事故に巻き込まれないために細心の注意を払う運転)を心掛けたほうが良さそうですね。
ポイント2
車検が切れていないか確認をすることもポイントです。万が一、自分が車検切れの愛車を運転し加害者になることも考えられます。車検切れで事故などをおこした場合、当然任意保険も切れている場合があります。被害者の救済は一切できない場合もあり、大変危険だと思います。なので、一度車検証の「有効期限の満了する日」を確認することをオススメいたします。
車検切れの罰則
車検が切れているだけでは罰則・罰金が課されることはありません。ただし、車検切れの車を許可なしに公道で走らせた場合、道路運送車両法に違反するため6点の違反点数が加算されます。
また、過去の前歴に関係なく30日間の免許停止処分となることも覚えておいてください。行政処分後(免停明け・違反者講習受講後)は、点数が0点に回復するものの、前歴がつきます。過去の前歴に応じて行政処分になる点数や処分内容が厳しくなります。
最後に
車は、正しくあつかえば、本当に便利で楽しい乗り物だということです。ただし、同時に、車は人を傷つけたり、最悪の場合には人の命を奪う凶器にもなります。
車のハンドルをにぎるということは、そういったことを正しく理解して安全を最優先に考えて運転しなければならないということです。
フルタ自動車鈑金では、もしも事故修理や傷、へこみの鈑金塗装修理など、修理に関してのご相談やお見積りも無料で行っております。お気軽にご連絡くださいませ。