安定感が泳ぎを変える!—泳ぎの基本はストリームラインから
「泳ぎの可視化でフォームを最短修正」
技術的な壁にぶつかっているとき、練習量だけでは乗り越えられないことがあります。
「何度も指摘されるのに、直っていない」と感じたことがあるなら、それは感覚と実際の動きのズレが原因かもしれません。
人は自分の泳ぎを見られないまま、コーチの言葉と自分の体感だけを頼りにフォームを修正しようとします。
しかし、水中という特殊な環境では感覚の精度に限界があるのです。
個人レッスンでは、こうした感覚と実際のギャップを埋めるために、動画撮影によるフォーム分析を取り入れています。
水面上・水中両方から撮影することで、たとえば以下のような技術的ポイントを可視化できます。
- ストリームラインが崩れている瞬間
- プルの軌道が体から外れている位置
- キックが上下にぶれている角度
- タイミングのズレ(呼吸とストロークの連動)
- 体の左右差や回旋の偏り
映像をスロー再生・コマ送りしながら説明することで、これらの課題を視覚的・具体的に理解してもらえます。
その場で「こう動かしているつもりだったけど、実際はこうなっていた」と気づくことが、技術の修正を加速させます。
さらに、撮影を継続的に行うことで、改善の過程も“見える化”されます。これは上達を数値ではなく映像で確認できるという、大きなモチベーションになります。
単に「頑張って泳ぐ」のではなく、課題を論理的に、正確に修正していくための手段として、動画は非常に有効なツールです。



