「相続対策は“元気なうち”がいちばん難しい理由」

長谷川健

長谷川健

「相続対策は“元気なうち”がいちばん難しい理由」

「相続対策は、まだ元気だから大丈夫」
私がこの福島の相談の現場で、何度も聞いてきた言葉です。

確かに、今すぐ困っているわけではない。
病気もしていないし、判断力もある。
だからこそ――後回しになる。

でも実は、**相続対策がいちばん難しいのは“元気なうち”**なのです。

なぜ元気なうちは動けないのか

理由はシンプルです。


・切迫感がない
・まだ「自分ごと」になっていない
・家族と重たい話をしたくない



そして、もうひとつ大きな理由があります。

「決める責任」を負いたくないのです。


遺言書を書く。
財産の分け方を決める。
家や土地の将来を考える。

それはすべて、
「自分が決めた結果」に向き合う行為だからです。

相続で本当に困るのは、残された人

私は、この福島の相続・終活の現場で、
数え切れない家族の声を聞いてきました。

「こんなことで兄弟が揉めるなんて思わなかった」
「親の気持ちが、最後まで分からなかった」
「家をどうしたらいいか、誰も決められない」

亡くなった本人は、もう困りません。
困るのは、必ず残された人たちです。

だから私はよく、こう伝えています。

相続対策は、財産のためではなく
家族関係を守るためにやるものです。

「何から始めればいいか分からない」人へ

相続対策というと、
遺言書、家族信託、相続税対策…
専門用語が並び、身構えてしまいます。

でも最初の一歩は、とてもシンプルです。

・自分は何を大切にしてきたのか
・家族に何を残したいのか
・「揉めないため」に何が必要か

制度より先に、想いの整理が必要なのです。

その整理を、私は「親子会議」と呼んでいます。

相続は「人生の後半戦の設計図」

相続や終活は、
「死ぬ準備」ではありません。

これから先、
どこで、誰と、どう生きるか。
人生の後半戦をどうデザインするか。

その延長線上に、相続があります。

元気な今だからこそ、
話せること、決められることがあります。

もし、
「そろそろ考えなきゃとは思っている」
そう感じているなら――

それは、始めるタイミングです。

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長谷川健
専門家

長谷川健(相続コンサルタント)

株式会社ハセプロ

シニアの想談窓口®を運営。遺言と生前契約と生命保険を活用し問題解決を行う。また、親の家の片づけ・空き家問題など、プロ集団を結成し、感動と共感をテーマにコンサルティングを行う。相談実績は6500件超。

長谷川健プロは福島放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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