モノの片づけの考え方
「八風吹不動」
(はっぷうふけどもどうぜず)という禅語があります。
八風とは・・・
「利」り (自分の利益のこと)
「誉」ほ (陰で名誉を受けること)
「称」しょう(目の前で称賛されること)
「楽」らく (心と体を喜ばせること)
「衰」すい (思わぬ損失を被ること)
「毀」き (陰で誇りを傷つけられること)
「譏」き (目の前で中傷されること)
「苦」く (心と体を悩ませ苦しめること)
・・・の八つ。
生きているあいだは、この「八つの風」にさらされ続けることになります。
いい風ばかりに吹かれたい、悪い風には吹かれたくないと願ってもなかなか叶うものでもありませんし、
一つの風だけが吹き続けるということもありません。
ですから、たとえどの風にさらされてもいちいち心を動かされないよう、
ゆったりとどっしりと構えていたいものです。