【最低賃金】月給制の社員は最低賃金をクリアしていますか? ~最低賃金の確認方法
先日、厚生労働省が地域別最低賃金額改定の目安を公表したことを受けて
九州7県の最低賃金答申が出ました!
福岡県 900円 (30円引上げ)
佐賀県 853円 (32円引上げ)
長崎県 853円 (32円引上げ)
熊本県 853円 (32円引上げ)
大分県 854円 (32円引上げ)
宮崎県 853円 (32円引上げ)
鹿児島県 853円 (32円引上げ)
福岡以外の6県は目安の30円を上回る32円引上げとなり
過去最大の上げ幅です。
最近の物価上昇など労働者の生活への影響に配慮した形となります。
ただ、東京都1,072円と比べると200円以上も差があり
地域による格差はかなり大きいですね。
そんな地域格差の大きい日本の最低賃金ですが
世界の最低賃金はどうなっているのでしょうか。
イギリス・フランス・ドイツ・韓国などは全国一律の最低賃金を設定しています。
アメリカは全国一律と地域別の併用。
そして、世界の最低賃金ランキングでは、日本はトップ10にも入っていません。
残念です。
全国一律の最低賃金というのは確かにわかりやすいですね。
私も過去に全国規模の企業で働いていましたが
同じ仕事をしていても
東京と福岡ではそもそもの設定給与が違うということがありました。
物価の違いと言われればそれまでなのですが
その当時はなんとなくもやっとしていましたね。
今後も、全国平均1,000円以上を目指して
最低賃金は毎年上がっていくことが予想されます。
ただ、あまりにも急激に上げすぎると
それだけ企業の負担は大きくなってしまいますので
難しいところです。
労働環境に関して、取組まなければならないことは山積みですが、
最低賃金に関してもこれからの課題は多いですね。
社会保険労務士
キャリアコンサルタント
西田 圭子