大谷〇平選手の推定6万個の寄贈グローブが教えてくれた知られざるもう一つの意味

山崎憲治

山崎憲治

テーマ:子育て

大谷〇平選手の推定6万個の寄贈グローブが教えてくれた知られざるもう一つの意味





2023年末、世界中を驚かせるニュースがありました。

大谷〇平選手が、日本全国の小学校にグローブを寄贈したというニュースです。

その数は約6万個。
対象は全国約2万校の小学校。
1校あたり3個。
右利き用2個、左利き用1個。

金額にすると約6億円規模とも言われています。

この出来事は、多くの人に感動を与えました。

しかし、この出来事にはもう一つの重要な意味があると感じています。



なぜ今「グローブ」だったのか

大谷選手はコメントを残しています。

「このグローブが次の世代に夢と勇気を与えるシンボルになってほしい。野球は私に充実した人生を与えてくれたスポーツだから。」


ここで注目したいのは「野球」ではありません。

キャッチボールです。

グローブはキャッチボールの象徴です。



キャッチボールは単なる遊びではない


キャッチボールは、相手がいなければ成立しません。

相手を見て、
距離を測り、
力を調整し、
タイミングを合わせる。

脳・身体・社会性を同時に使う活動です。



投げなくなった子ども達


しかし現代では、子ども達がボールを投げる機会は大きく減っています。

公園でのボール遊びの減少。
外遊び時間の減少。
室内遊びの増加。

教育現場では、ボールをまっすぐ投げられない子どもが増えているという声も聞かれます。



子ども達に起きている変化


落ち着きがない。
集中が続かない。
対人関係のトラブル。

これらは別々の問題に見えますが、共通点があります。

体験の減少です。



グローブが示したメッセージ


大谷選手は、グローブを通して「キャッチボール」を届けました。

それは単なる野球の道具ではありません。

子ども達に必要な体験の象徴です。



子ども達の未来のために

体験は、子どもを変えます。
経験は、脳を変えます。



グローブが子ども達の手に渡った意味を、今一度考える必要があるのではないでしょうか。

筆者プロフィール

山崎憲治
発達・教育×脳科学統合理論 実践研究者
Sパワーキッズプログラム代表

子どもの発達・運動・社会性の関係に関する実践研究と指導に長年携わり、子ども達の変化事例をもとに発信を行っている。



参考文献・研究資料

・ジョン・J・レイティ
『脳を鍛えるには運動しかない!』NHK出版

・アンデシュ・ハンセン
『運動脳』サンマーク出版

・ダニエル・J・シーゲル
『子どもの脳を育てる「しつけ」』

・ヒルマン ほか(2008)
運動が脳と認知機能に与える影響
『ネイチャー・レビューズ・ニューロサイエンス』

・ブレイクモア(2012)
思春期の社会脳
『ネイチャー・レビューズ・ニューロサイエンス』

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山崎憲治
専門家

山崎憲治(教育アドバイザー)

firstball

投げる力=投力を軸に、脳の司令塔・前頭前野を刺激し、集中力・切り替え力・学力の土台を育てる発達支援指導です。運動と脳機能の関係は科学雑誌『ネイチャー』系研究でも示されています。

山崎憲治プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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