「不登校」なぜ子どもは“学校に行けなくなる”のか? ──静かなSOSに気づくために必要な「人間の根っこ」の話

山崎憲治

山崎憲治

テーマ:子育て

『不登校』なぜ子どもは“学校に行けなくなる”のか?


──静かなSOSに気づくために必要な「人間の根っこ」の話

ネットで気になる記事を眼にしたので↓

小中の不登校児、実際は統計の数倍いるかも。。。「なぜ学校に」




文部科学省の発表では、現在年間30日以上の不登校児童は34万人を超えました。
しかし、これは氷山の一角に過ぎません。実際には「ほぼ不登校」と言われる子どもたち──午前中だけ休む、教室に入れない、別室登校──を含めると、100万人に迫るとも言われています。

ところが、彼らに「なぜ学校に行けないの?」と聞いても、明確な答えが返ってこないとのことです。
いじめでもなく、学力不振でもなく、家庭環境でもない。
それなのに、身体が前に出ない。心が閉ざされる。社会との接点が切れていく──。

これは、“目に見えない脳の機能不全”=発達の空白化が背景にある可能性が、近年、脳科学からも明らかになってきています。




人間の脳は進化の過程で「生き残るため」に発達してきました。
その最たる能力が**“投げる”こと=投力**です。
• 獲物を仕留める
• 敵から距離を保つ
• 仲間と連携して獲物を追い込む

この行為には、
・前頭前野(判断と抑制)
・側坐核(意欲と報酬予測)
・ 扁桃体(感情制御)
・ 視覚・空間認知・運動制御系
など、全脳的な統合活動が必要です。

つまり、「投力を鍛えること」は、生きる力=脳の社会的・感情的スイッチをONにする行為なのです。
これが「生命活動獲得能力序列第一位」といわれる所以です。




ところが現代では、この「原始の脳を育む体験」が極端に不足しています。
• 公園でのボール遊び禁止
• けが防止のため敬遠されがちなドッジボールでのぶつけ合いの機会喪失
• 投げる遊び等本能的活動の減少

そしてコロナ禍がそれに拍車をかけました。
人と関わること、動くこと、感情を共有することが極端に減少し、前頭前野・扁桃体・側坐核の機能不全=脳の空白化が進行しています。

その結果、
• 突然キレる(感情の抑制機能不全)
• 無気力(報酬系機能の低下)
• 不登校・ひきこもり(発達の空白化、社会脳の不活性)
という現象が、子どもたちに多発しているのです。



いま、子どもたちに必要なのは幼少期、早期段階での「脳のスイッチ」を入れる体験。
それは勉強でもスマホでも、口先の励ましでもなく──
動き・ぶつけ・ぶつけられたり・本気で投げる本能的体験を通してしか得られません。

だからこそ、Sパワーキッズプログラムでのマクラ投げ的スーパーハードドッジや雪合戦的ゲーム等が様々な問題を抱える子どもに有効なのです。
全身と全脳を同時に使いながら、社会性・感情制御・意欲・判断力を鍛えることができるのです。

もし、今問題を抱えている子どもたちが、幼少期にこのスイッチを入れていたら──
突発的な暴力も、不登校も、感情の暴走も、防げたかもしれません。
そしてそれは、将来のDVや犯罪、孤立、自殺も未然に防ぐ「社会脳の育成」につながるのです。



「生きる力は、投げる力から」

どうか悩める親子、家族、子どもたちの“静かなSOS”に、大人として本気で応えてあげてください!

安全におもいきり投げるを実現!スーパーハードドッジ(特許庁登録)・雪合戦ゲーム等YouTubeで確認

頭が良くなるスポーツ教室 スーパーハードドッジ他 YouTu
発達の空白化から→スイッチON!社会脳へ



不登校予防チェックリストはコチラ

不登校予防対策はコチラ




参考資料


参考資料一覧
• 文部科学省「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等調査」
• 友田明美『子どもの脳を傷つける親たち』
• ジョン・J・レイティ『脳を鍛えるには運動しかない』
• 池谷裕二『進化しすぎた脳』
• ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』
• 国連・ユニセフ「子どもの発達に関する国際報告書」





#不登校 #発達の空白化 #逆行現象 #社会脳スイッチ #子どもの未来
#前頭前野 #扁桃体 #側坐核 #スーパーハードドッジ #投げる力は生きる力
#子育て #教育改革 #Sパワーキッズ #脳科学育児

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

山崎憲治プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

山崎憲治
専門家

山崎憲治(教育アドバイザー)

firstball

独自開発の運動プログラムや学習プログラムで運動能力を伸し、やる気や集中力、脳の認知機能(理解・判断・記憶・思考等)を高めて学習することで学力も向上する文武両道実現。心身共に子どもの健やかな成長を育む。

山崎憲治プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

子どもの運動と学習についてのプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ福岡
  3. 福岡の出産・子育て・教育
  4. 福岡の幼児教育・幼児教室
  5. 山崎憲治
  6. コラム一覧
  7. 「不登校」なぜ子どもは“学校に行けなくなる”のか? ──静かなSOSに気づくために必要な「人間の根っこ」の話

山崎憲治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼