第8回防ごう発達の空白化と逆行現象 育てよう!投力と社会脳

山崎憲治

山崎憲治

テーマ:子育て

「二刀流・大谷〇平選手の寄贈グローブが教えてくれた“投げる力”で子どもの未来を育てる方法」

第8回防ごう発達の空白化と逆行現象 育てよう!投力と社会脳








【1. 事例──逆行する大人たち、壊れる社会】

• あおり運転・DV・モンスターペアレント・悪質クレーマー・飲酒運転
• SNSでの止まらない誹謗中傷、自己肯定感の低さ
• 不登校・ひきこもり・育児放棄・家庭内暴力・目に余る迷惑行為

これらはすべて“自分の感情や行動を制御できない”大人の社会進出=逆行現象のあらわれです。



【2. 原因──発達スイッチが入らなかった脳】


その背景にあるのは、**「発達の空白化」**です。

子どもたちは、投げ合い、ぶつけたり、ぶつけられたり、悔しがり、やり直す中で「社会脳(共感・信頼・自己制御)」を発達させてきました。

しかし現代は、
• 投力テストの廃止
• キャッチボールの消滅
• 公園でのボール遊びの禁止

によって、脳のスイッチが入らないまま大人になる子が増えているのです。



【3. 理由──投げることは“社会脳の起動キー”だった】


「投げる」という動作には、以下のすべてが含まれています:
• 空間認知・タイミング(小脳・感覚統合)
• 成功と失敗を繰り返す挑戦(前頭前野)
• ぶつかってもまた挑戦する意志(自己肯定感)
• 投げ合う・受け止める=信頼と共感(社会脳)

このように、投げる体験は、非認知能力=社会で生きる力のトレーニングそのものだったのです。



【4. 歴史的背景──投力こそ人類を人類たらしめた力】


ホモ・サピエンスは石を投げ、獲物を狩り、仲間を守り、感情を抑制し、
「投げる」ことで前頭前野を発達させ、他者と協力して社会をつくりました。

投げる行動は、進化的に「信頼・共感・統制」の象徴だったのです。
それが今、教育や遊びの現場から完全に失われています。



【5. 最も簡単にできる解決策“おもいきり投げる”が、全てを変える】


Sパワーキッズプログラムやスーパーハードドッジは、顔に当たっても大丈夫な運動能力開発ボールを使用のため10年以上数千試合でも未だ突き指、骨折、出血(鼻血)ゼロの超安全

• 投げる(挑戦)
• 受ける(信頼)
• 避ける(自制)
• また投げる(再挑戦)

という一連の行動を通じて、社会脳・感情統合・非認知能力を一気に育てるプログラムなのです。

特に小学1年生など“社会生活の入り口”にいる子どもたちにとっては、この経験が人生を分けるスイッチになります。

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【6. 科学的根拠──脳科学と心理学からの裏付け】

• 【澤口俊之『知的生活習慣』】前頭前野と投力の強い相関
• 【ダニエル・シーゲル】社会脳は“身体体験”からしか育たない
• 【岡田尊司】非認知能力の獲得には感情の成功体験が不可欠
• 【国立成育医療研究センター】体験による自己制御と社会性の発達は学力以上に重要
• 【OECD教育2030】「非認知能力=未来の社会的適応能力」と明記



【結び】


「ただ投げていただけ」ではない。
それは、社会脳を目覚めさせる“人間らしさ”の起動装置だった。

今、子どもたちに必要なのは、教え込まれることではなく、**ぶつけぶつけられ、おもいきり投げ、挑み、受け止められる“原始的体験”**です。

すべては、最初の1球から。
そしてそれが、未来を変える第一歩となる。

新1年生パパ・ママ応援特別企画

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山崎憲治
専門家

山崎憲治(教育アドバイザー)

firstball

独自開発の運動プログラムや学習プログラムで運動能力を伸し、やる気や集中力、脳の認知機能(理解・判断・記憶・思考等)を高めて学習することで学力も向上する文武両道実現。心身共に子どもの健やかな成長を育む。

山崎憲治プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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