電波時計とソーラー時計の違い
時計の裏蓋の写真をネットに載せる時、シリアルナンバーが全部映らないようにカット編集しているのですが今回だけは例外です。(替りに赤丸でシリアルナンバーを隠しています)
折り目正しい日本人としては・・・
封筒の切手が斜めに貼ってあったりすると 雑に感じたり、キレイに包装されていないと中の品物が粗末に扱われているように感じる・・・というのは日本人ならではの感情でしょうか。細部まで気をつかい、相手を思いやる気持ちはとっても大切です。
ところが残念な事に 精密な作業が求められる腕時計の世界で例外があります。
最初の写真のように裏蓋の刻印が時計の文字盤に対して斜めになっているのです。
これは 職人の仕事ぶりが雑だったわけではなく、かと言って技術力不足が原因ではありません。
時計の裏蓋には色々な種類があります
ネジ止め式の裏蓋や、こじ開け式の裏蓋の場合は裏蓋の向きが決まっていますので、このような問題はおきません。しかしスクリューバック式の裏蓋はジャム瓶の蓋と同じような構造です。防水性・気密性を高める為にこの構造になっていますが、刻印の向きまで考慮されて作られていないのです。
最近では スクリューバック式の時計の裏蓋に円周上に刻印がされているものも増えてきたように感じますが・・・
記念の文字入れをするのであれば
たとえば 「結納返し」「永年勤続」「結婚記念日」等 時計に何らかの刻印をプラスする時は 刻印の向きがどうしても気になってきます。刻印をした時計を持ちたいと思われるのであれば方法は次の3点です
1.スクリューバック式の時計は諦める
ネジ留め式やこじ開け式の時計であれば 刻印の向きはキレイです。
2.三ツ折バックルに刻印する
刻印できる文字数は限られてしまいますし、三ツ折バックルの空きスペースがかなり広いものでないとできません。
3.MINASE・Hiz(ミナセ・ヒズ)のようにローターに刻印する
今の所、ローター(自動巻式時計の心臓部)に刻印サービスを行っているのはMINASEだけだと思いますが・・・
裏蓋が透明になっているので ローターに刻印した文字がしっかり確認できます。
詳しくはこちらから↓
名前・座右の銘が刻印が出来る時計