理化学ガラスをインテリア雑貨に 【デシケーター ポプリ】
「好きなように作っていい」から始まった、20リットルろ過瓶の仕事
まだ詳細は公表できませんが、
展示会用として制作した大型のろ過瓶があります。
容量は20リットル
存在感としては、ガラス器具というより
「空間を占めるガラスの塊」に近いサイズです。
即決。「じゃあ、両面に彫ろう」
依頼された時に言われたのは、
目立つようにドーンと彫りたい。
好きなように作っていい。
この一言でした。
このサイズ感、この条件。
だったら中途半端に片面だけ使う理由はありません。
両面彫りでいこう。
ほぼ反射的に、そう決めました。
正面は「波」とロゴ
正面(正目)には、
ダイナミックな波のモチーフ
とロゴを彫刻。
ロゴ部分は、金色で着色
しています。
透明なガラスの中で、
文字だけが光を拾って浮かび上がるように。
正面に立った人が、最初に「掴まれる」位置です。
裏面には富士山を
裏側には、富士山
を彫りました。
表から見ると、
波の奥に、もう一つの景色が重なって見える。
一つの瓶の中に、
動と静、
手前と奥、
二つの日本的モチーフを同居させています。
平面じゃない、という前提で考える
ろ過瓶は、板ガラスではありません。
全面が曲面で、
見る位置によって彫刻の見え方が変わります。
だからこそ、
・近づいた時
・少し離れた時
・横に回り込んだ時
毎回、違う表情になること
それも含めて「完成形」だと考えました。
展示会用だから、今はここまで
この作品は、
設置され、照明を受け、
人が行き交う中でこそ完成します。
今はまだ、
形と思考の話だけ。
展示が終わったら、
なぜこの構成にしたのか、
どんな制作秘話あったのか、
また改めて書こうと思います。


