住宅ローン業界におけるジェンダー不平等
一般の人にはデマか真実か分からない
オミクロン株の感染拡大でまだまだ世の中を騒がせている新型コロナウィルス。
そのコロナ禍、デマと言える情報がいくつも拡散されているようです。
デマの拡散による混乱は昔からありましたが、ネットでの情報収集が主流となった現代、その広がり方は昔とは比べものにならないのは間違いありません。
私は感染症や世界情勢の専門家ではないので、ウィルスやワクチンや世界の動向について怪しい情報があってもそれらがデマだと断言することは出来ません。
しかし明らかにデマだったと分かる一つの事例が、2年前のトイレットペーパー騒動です。
覚えている人も多いでしょうが「日本の紙製品はほとんどが中国製。中国からの物流が止まるので店頭から紙製品がなくなる。」という噂が急スピードで拡散され、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、紙おむつなどの紙製品が瞬く間に店頭からなくなりました。
私が小学生の時にオイルショックで同様の現象が起きましたが、それよりも早く一気に噂が出回ったのではないかと思います。
結局は短期間で解消した問題でしたが、この時はあらためて「ネット社会の怖さ」を実感しました。
住宅ローンに関して見られるデマ情報
住宅ローンについても、コロナ禍以前からネットで情報収集をする傾向が強いと言えます。
その中にはデマと断言して差し支えない情報がいくつもあるのです。
私のところに問い合わせをする人の中には、そのような情報を真に受けている人もいます。
例えばこのような情報です。
・住宅ローンの審査はクレジットカードの審査より甘い
・自己破産の情報が残っていてもフラット35なら審査に通る
・住宅ローンの金利引き下げ交渉は簡単にできる など
私は30年以上住宅ローン業務に関わっているので明らかにデマだと分かりますが、一般の人はマイホームを買って住宅ローンを取り組むなんて一生に1度か2度あるかないか、住宅ローンの手続や審査について詳細まで分からなくて当然で、デマ情報を見て信じてしまっても仕方ないかもしれません。
ではどのようにしてデマ情報を見破ればよいのでしょうか?
どこの誰が書いたのか分からない情報には要注意
私から見て、住宅ローンに関して明らかにデマと言える事例を挙げます。
https://lifepln.info/jikohasan/loan_moake.html
https://www.everyday-atomatsu.net/entry/burakku-juutakuro-n
例に出したこれらの情報に共通していえることは「どこの誰が書いたのか分からない」ということです。
世の中のデマ情報は、全てが匿名で発信されていると言っても過言ではありません。
先の例はインターネットのサイトですが、特にデマ情報が多いのはSNSだと言えるでしょう。
住宅購入は大きな買い物であり、住宅ローンは金額が大きく他のローンより審査が厳しい面もあることから、色々と調べて少しでも得したい、不安を払拭したいという気持ちは誰にでもあると思います。
しかし自分にメリットが感じられる情報でも、それがどこの誰が発信しているのか分からない場合は、くれぐれも注意してください。