【第2回】65歳、息子のホームページを自分でつくる! WordPressと生成AIで始めた新たな挑戦

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:ホームページ制作


〜AIと二人三脚。プログラミング初心者がオリジナルテーマ制作に挑む〜

■ 息子のために、そして自分自身のために

以前のコラムで、息子が営む塗装業「ささき塗装」のホームページを自分の手で制作することをお伝えしました。

今回、いよいよ本格的な制作作業を開始しました。

私は現在65歳。

これまでパソコンやインターネットに関わる仕事を長く経験してきましたが、プログラミングについては、まだまだ勉強中の身です。

HTMLやCSSについては多少の知識がありますが、PHPとなると、正直なところ十分に理解できているとは言えません。

それでも今回は、既製のWordPressテーマを利用するのではなく、オリジナルテーマを自分で制作することにしました。

なぜ、わざわざ難しい道を選ぶのか。

それは、息子の事業を支援したいという思いと同時に、私自身がプログラミングを学び、生成AIの可能性を実践を通して確かめたいからです。

■ 最初の挑戦は、パソコンの中にWordPressをつくること

今回、最初に取り組んだのは、WordPressのローカル開発環境の構築です。

通常、ホームページはインターネット上のサーバーに設置します。

しかし、制作途中のホームページをいきなり公開する必要はありません。

そこで導入したのが「Local」というソフトウェアです。

このソフトを利用すると、自分のパソコンの中にWordPressを動かす環境を構築できます。

つまり、インターネット上に公開する前に、自分のパソコンで自由に制作やテストができるわけです。

今回、私は次の環境を構築しました。

開発環境:Local
CMS:WordPress
コード編集:Visual Studio Code
使用言語:HTML・CSS・PHP
制作テーマ:ささき塗装オリジナルテーマ


これらの設定も、生成AIのChatGPT、私が「皐月」と呼んでいるAIに相談しながら、一つひとつ進めました。

■ WordPressのテーマを自分でつくる

WordPressには、無料・有料を含めて数多くのテーマが存在します。

既製のテーマを使えば、比較的簡単に見栄えの良いホームページを制作できます。

しかし、今回はあえてゼロからの制作に挑戦しています。

最初に作成したのは、次のファイルです。

style.css
ホームページのデザインや装飾を担当するファイルです。

index.php
ホームページに表示する内容や構造を記述するファイルです。

そして、必要に応じてWordPressの機能を設定する「functions.php」も使用します。

ここで、以前から疑問に感じていたPHPについて、皐月に質問してみました。

「HTMLは骨格、CSSは装飾、JavaScriptは動きと理解しています。でもPHPがイマイチ理解できません」

すると皐月は、それぞれの役割をわかりやすく説明してくれました。

HTMLはホームページの骨格をつくる。
CSSは見た目を整える。
JavaScriptは画面上の動きを担当する。


そしてPHPは、サーバー側で処理を行い、WordPressのさまざまな機能を動かす。

なるほど!

単にコードを入力するのではなく、それぞれの役割を理解すると、ホームページ制作の仕組みが少しずつ見えてきます。

Visual Studio CodeでWordPressのオリジナルテーマを制作。
HTMLでページの骨格をつくり、PHPでWordPressと連携。初めてのオリジナルテーマ制作に挑戦しています。

■ 初めて自分のテーマが表示された!

ファイルを作成し、WordPressの管理画面を開いてみると、自分で作成した「ささき塗装」のテーマが表示されました。

そして、そのテーマを有効化。

ブラウザでホームページを開くと、

「ささき塗装へようこそ!」

という文字が表示されました。

まだ文字だけのシンプルなホームページです。

しかし、私にとっては大きな一歩でした。

自分で作成したPHPファイルがWordPressで読み込まれ、ブラウザに表示されたのです。

さらにCSSを編集して、背景色を変更し、見出しを緑色にして、文字を中央に配置しました。

ブラウザを更新すると、変更したデザインが反映されました。

「おおっ、ちゃんと動いた!」

こうした小さな成功体験こそ、プログラミング学習の面白さなのかもしれません。

■ 生成AIは、答えを教えるだけの存在ではない

今回の作業を通して、改めて感じたことがあります。

それは、生成AIは単に答えを教えてくれる便利な道具ではないということです。

わからないことがあれば質問する。
説明を聞いても理解できなければ、もう一度質問する。
実際に操作して、エラーが出れば画面を見せて相談する。
そして、うまくいけば次の作業へ進む。


まるで、隣にプログラミングの先生が座っているような感覚です。

しかも、何度同じ質問をしても付き合ってくれます。(笑)

私は以前から、生成AIを活用するうえで「ヒューマンAIバランス」が重要だと考えています。

人間が目的を決め、判断し、行動する。
生成AIは、その実現を支援する。


今回のホームページ制作も、まさにその実践です。

息子のためにホームページをつくりたい。

その目的を決めたのは私自身です。

そして、その実現を支援してくれているのが生成AIなのです。

■ 65歳からでも、新しいことは学べる

私は現在、「65歳からのAIプログラミング学習基地」という学習サイトも運営しています。

Python、Linux、Raspberry Pi、micro、WordPressなど、さまざまな技術について学び、その過程を記録しています。

今回の「ささき塗装」ホームページ制作も、その学習活動の一つです。

完成したホームページだけでなく、制作途中の失敗や疑問、生成AIとのやり取りも記録していきたいと考えています。

なぜなら、完成品だけを見ても、そこに至るまでの苦労や学びはわからないからです。

これからプログラミングを学ぶ人にとって、初心者がどのようなところで悩み、どのように解決したのかという記録は、きっと参考になるはずです。

そして何より、65歳になった今でも新しいことに挑戦できる。

その姿を伝えられたらと思っています。

■ 今日の成果は、小さなホームページ

本日の作業は、ここまで。

完成したのは、背景が薄いグレーで、中央に緑色の見出しが表示された、まだまだシンプルなホームページです。

一般的なホームページと比較すれば、完成度はほんの数パーセントかもしれません。

しかし、今日の成果は見た目以上に大きなものだと感じています。

WordPressのローカル環境を構築し、Visual Studio Codeを導入し、オリジナルテーマを作成し、PHPとCSSを使って実際に表示するところまで進めました。

そして何より、プログラミングに対する理解が少し深まりました。

息子の事業を支援するという目的があり、自分自身の学びにもつながっている。

これほどやりがいのある挑戦は、なかなかありません。

ホームページ完成まで、まだまだ長い道のりが続きます。

でも、焦る必要はありません。

一歩ずつ、理解しながら進めていきたいと思います。

65歳。まだまだ勉強することが山ほどあります。

だからこそ、毎日が面白いのです。(笑)

【今回の英語ワンフレーズ】

It's never too late to learn something new.

「新しいことを学ぶのに、遅すぎることはない」


年齢を理由に挑戦を諦める必要はありません。

大切なのは、学ぼうとする気持ちと、最初の一歩を踏み出すことだと思います。

【次回予告】

第3回「AIと一緒にホームページをデザインする! ヘッダー制作への挑戦」

次回は、ささき塗装のホームページに、ロゴや会社名、ナビゲーションメニューを配置する作業に挑戦します。

HTML・CSS・PHPの役割を学びながら、少しずつ本物のホームページに近づけていきます。

■ 「65歳からのAIプログラミング学習基地」

■ すべてのコラムはこちら
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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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