ICT支援員・佐々木の現場日誌|第2回

テーマ:教育・ICT教育

先生方が本当に困っていることベスト5


ICT支援員として小学校・中学校の現場に入っていると、
先生方から毎日のように聞く「困りごと」があります。

ニュースや研修資料では
「ICT活用が進んでいる」「1人1台端末が当たり前」と言われますが、
現場のリアルは、もう少し切実です。

今回は、佐々木が現場で実際に感じている
「先生方が本当に困っていること」ベスト5 をお伝えします。

第5位:とにかく時間が足りない

ICTが原因というより、
準備・確認・トラブル対応に時間を取られる という声が圧倒的です。

・アプリの事前確認
・ログインできるかのチェック
・授業前の充電・通信状況確認

「ICTは便利だけど、準備に時間がかかる」
これは多くの先生が感じている本音です。

→ICTは“省力化”のはずが、“作業増”になっている現実があります。

第4位:端末やアプリの不具合が怖い

・突然ログインできない
・Wi-Fiがつながらない
・音が出ない・画面が映らない

こうしたトラブルは、授業中に起きがちです。

先生方が本当に困っているのは、
「トラブルそのもの」よりも
『授業が止まってしまうこと』への不安。

→だからこそ
「ICTを使いたいけど、今日はやめておこう」
という判断につながることも少なくありません。

第3位:子どもたちの操作スキルの差

同じ学年でも、

・家で毎日タブレットを触っている子
・学校でしか触らない子

この差は想像以上です。

・操作が分からず授業についていけない子
・逆に、どんどん先へ進んでしまう子

→ICTが“学力差”ではなく、“操作差”を生んでしまう
そんな場面を、現場ではよく目にします。

第2位:ICTの「正解」が分からない

先生方からよく聞く言葉があります。

「これって、やり方として合ってますか?」

・どこまでICTを使えばいいのか
・紙との使い分けは?
・評価はどうする?

→ICT活用に“正解例”が少ないことが、
先生方を悩ませています。

研修では学んだけれど、
自分のクラスに合っているか分からない
これが大きな不安につながっています。

第1位:相談できる相手がいない

そして、現場で一番強く感じるのがこれです。

・忙しそうで聞けない
・聞く相手が決まっていない
・「こんなこと聞いていいのかな」と思ってしまう

→小さな疑問を、その場で聞ける相手がいない

ICTが苦手な先生ほど、
「分からない」と言えず、
一人で抱え込んでしまうケースも多くあります。

ICT支援員として、私が大切にしていること

佐々木が現場で一番意識しているのは、

難しい説明をしない

「それで大丈夫ですよ」と伝える

一緒に操作しながら考える

ICT支援員は
“先生を評価する人”ではなく、“伴走する人” だと思っています。

次回予告|第3回

子どもたちのICTスキルは想像の3倍すごい

ICT支援員として現場に入っていると、
先生方が驚く瞬間に何度も立ち会います。

・教えていない操作を自然に使いこなす
・トラブルを自分たちで解決しようとする
・大人の想定を軽々と超えてくる発想力

「子どもたちはICTが得意」という言葉では、
とても言い表せないほどの力を、
佐々木は日々の現場で感じています。

次回は、
大人が思っている以上に“すごい”子どもたちのICTスキルと、
それをどう授業に活かせばいいのか
実際のエピソードを交えながらお伝えします。

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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