精神的に不安定です② 〜自律神経失調症の症例の巻〜
こんにちは
自分のことを好きになるちょっと不思議な漢方薬局
ちぎょうの漢方 薬剤師田中智行でございます
今日は先日の症例の話
先日痒みの話を書きましたが↓
アトピー的な痒みが辛い
症例を出した方がわかりやすいので今日はそんなことを書きます
アトピー的なこどもの痒み
幼稚園に通う女の子
痒みが出始め夜中にかきむしり皮膚がガサガサに
心配になってちぎょうの漢方にご相談に来られた子です
お話を伺っていると
症状が出始めたのは春頃
痒みが出て掻き始めたそうです
他にも伺っていると
痒みが出るのは夜中お風呂上がり
掻きむしると汁が出る感じ
いつもイライラしていて
夜中は寝言や歯ぎしりが多い
カラダの基本3要素『気血水』で言うと
気の上昇があり血と水の巡りが悪い
カラダの基本5要素『肝心脾肺腎』で言うと
全てのバランスが崩れていますがその中でも肝脾腎の不調が大きい
痒みがあるのでもちろん熱がある
そんなふうに見て取れます
東洋医学には
症状を抑える『標治』カラダを治す『本治』と言う言葉がありますが
痒みの時はまずは標治
かゆみを抑えてあげます
かゆみを抑えながら血と水の巡りをよくしていく
肝脾腎の働きを良くしていく
そんなことを数ヶ月
ほぼほぼ痒みがなくなってきました
ちなみに漢方は毎回少しずつ変更
ベースとなる漢方にプラスしてその時々の症状で変えています
幼稚園の先生からも
『最近あまり怒らなくなってきましたよ』
って言うお言葉もいただいたようで性格にも影響してきてますね^^
小さなこどもに漢方飲めるのかしら?
そんなご不安もあると思いますが
カラダに合った漢方ですと苦くても不思議と飲めます
またこどもは大人量の1/3程度になりますので
金額もかなりお安く提供できます
次回は大人のかゆみのお話でも書いてみますね