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最近の中学生は、疲れている・・・。

青柳尚史

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テーマ:塾の役割

SNSに疲弊している中学生

私たち昭和の後期に育った人間は、学校が終わると、友達と遊ぶことはあっても、夜は、家に帰り、家族と過ごすのが一般的だったように思います。しかし、スマホ、特にSNSは、夜でも、あるいは夜中でも土足で日常生活に踏み込んでくる子供たちが増えているようです。踏み込む生徒がいるということは、当然踏み込まれる生徒もいるわけで。無下にブロックすると、翌日以降の学校生活に支障をきたすため、仕方なく相手をする・・・睡眠時間が削られる・・・授業が頭に入ってこない・・・向上心が高い子にも、このような被害が蔓延しているようです。

SNSによるトラブルが多発

先に述べたのは、個人間のトラブルですが、クラスライン、部活のラインなど、複数のグループに所属している生徒も少なからずいるようです。そうすると、確認するだけでも、かなりの時間を取られてしまいます。では、内容は?というと、ほとんどが、とりとめもない内容です。成績を上げたい生徒さんにとっては、はっきりいって、無駄な時間となるわけです。しかし、性格にも依るのですが、俗にいう優しい子ほど、この無駄な時間に縛られている傾向にあるようです。

SNSによる非常識の連鎖

では、なぜこのようなことが起こるのでしょう?よくよく考えてみると、LINEやインスタなどが多い傾向にありますが、顔を合わせてみんなで話す場合は、ちょっとずれた発言をしても、軌道修正してくれる人もいて、自己中な人を除いて、個人差はあれどある程度の社会規範というか、常識は身についていきます。しかし、例えば、常識がまだ発達段階の子だけで、SNSで会話をするとしましょう。そうすると、非常識な発言や考え方を修正する人はおらず、ドンドンずれていくことも考えられます。それが、毎日続くとなると・・・・。今も昔も、常識人は一定数いると思っております。しかし、学校の様子などを生徒に尋ねると、非常識の幅が、昭和に生まれた世代には考えられないくらいワイドになっているようです。これでは、学校の先生も精神的に病むなと思うほどです。

スマホネイティブ世代がそろそろ社会に出てきます

こうした状況を踏まえて今後を考えてみましょう。スマホが普及しだしたのが2010年過ぎあたりだったと記憶しております。小学生から持ったと仮定して6歳からもって、14年・・・つまり20歳になっていることになります。すでに高卒の人は、社会に出始めている状況で、あと数年で大卒もスマホネイティブになります。一部の記事では、「静かな退職」などというワードが出始めており、少しずつ、静かに、労働環境がさらに悪化しているように思われます。働かずに給料をいかにしてもらうか・・・・。我々世代では到底考えられない発想です。どんな世の中になるのか、不安です。少なくともこのような生徒を輩出しないよう、努めてまいりたいと思っております。

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青柳尚史
専門家

青柳尚史(学習塾経営)

寺子屋二葉理系塾

保護者の費用負担を抑える入塾金無料、授業料の上限設定と、学びたい人への学習機会の提供に工夫。生徒の個性と自由な発言を尊重する授業スタイルで、生徒のいいところ、人間性を引き出し、生きる力を育みます。

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