これからの塾の在り方とは??
毎年感じることなのですが、日ごろ、生徒さんと向き合っていくうちに、それぞれの生徒さんの人間性がどんどん見えてきます。
同じ中学3年生でも、毎年、メンバーは当然違いますし、その年特有のクラスの「空気」が出来上がっていきます。
今の中学3年生は、多くが中学1年生から通っている生徒さんなので、人となりもそれなりに分かってきましたし、学習面以外でも、いい面をたくさん持った生徒さんたちです。
やはり、指導するうえで大切なのは、「勉強以外の部分については、できるだけフラットに接すること」だと思います。生徒さんによってスピードはまちまちですが、少しずつ自分を出せるようになっていきます。そして、通うのが楽しくなっていきます。俗にいう「自分の居場所」が出来上がるわけです。
正直、勉強の結果がどうかというのは、まちまちですし、グングン上がる生徒さんもいれば、あまり上がらない生徒さんもいます。
しかし、勉強への取り組みも含めて、性格の良い点などを褒めながら、「なぜ、勉強しているのか?」、「なぜ、試験前に試験勉強をしなければならないのか?」などを説明すると、みんな、目を輝かせて、実にいい表情で聞いてくれます。そして、自分なりに実行してくれます。
それでいいんです。
自分のことを、友達ではなく、大人から見て客観的に指摘されると、やはり、自信が少しずつついていくように思います。
自分への気付きを促すことも、塾の先生の大きな役割ではないでしょうか?