「ドレッサー椅子の座面を捨ててしまったんです!」
目次
「土岐さ~ん!あなたから買った椅子を持ってきましたよ。」
「とっても良いんだけど、背が低くなって足が付かなくなったんです。」
愛媛県西条市・K様が椅子を持ってご来店されました。
この椅子は、カンディハウス製ジョッキー アームチェアといい、私が大好きな椅子の一つでした。残念ながら、現在は製造中止されています。
約10年前、この椅子は「システムキッチンで椅子に座ったまま動けてお料理するためにキャスターを付けてほしい!」と、脚ウラに桟木とキャスターを取り付けてお届けしたものでした。
二次加工作業前/現在の座高は、約50cmです。
K様のご希望は・・・
■キャスターはそのまま付けておきたい!
■脚を切ってを座高を40cmにしてほしい!
現在の座高は、システムキッチンの天板高を考慮して約50cmです。
二次加工作業中/脚の切削作業
完成した家具へ切削作業などの二次加工する時に一番大切なことは『正確な墨付け作業』です。
こうして見ると・・・
カンディハウス製ジョッキー アームチェアは、「デザインに無駄がなく機能的でシンプルなきれいな椅子」だと改めて思いました。
毛引きを使い墨付けすることが多いですが、今回は10cmも切るため専用で作った桟木と合板を用意しました。
脚を10cm切った椅子の状態です。脚を切る前の写真と比べますとかなり低くなったのがわかると思います。
切り取った脚先端の端材です。
二次加工作業後/K様の二次加工が完成です。
脚先を切り取った椅子に、桟木とキャスターを取り付けて完成です。
*実は、桟木も少し切って面取り・塗装などの加工もしましたが、写真を撮り忘れていました。
このような作業を通して、座高50cmの椅子を座高40cmへと二次加工することができました。
カンディハウス製ジョッキー アームチェアのような良い椅子が、この二次加工作業でK様のお役に立つと思うとうれしく思います。
K様、ご依頼いただきありがとうございました。土岐泰弘
「愛媛経済レポートさんの取材を受けました」
人手不足の時代でありがたいことに、TOKI家具館メンテナンスの職人スタッフが3人に増員できました。
(20歳代の職人2名が増えたことで、平均年齢は現在37歳です)
当店の家具職人は、
家具製作に必要な職業訓練を受け、かつ国家検定 家具製作技能士有資格者と限定しています。
2024年(令和6年)8月5日号で、TOKI家具館メンテナンスの取材が掲載されました。
これから、開業医様を中心に法人向け家具修理やリノベーションのサービスをスタートするところの取材!
愛媛経済レポートさん、ありがとうございました。土岐泰弘
「既製品家具の二次加工に力を入れています。」
私が考える既製品家具の二次加工とは、
現在お使いの愛着はあるけれど少し不便になってしまった家具に大小さまざまな加工を加えて、サイズや用途、仕様変更し・・・
①今、必要な家具に作り変える!
②少しでも便利で楽に過ごせるよう作り変える!
SDGs(持続可能な開発目標)の時代にピッタリの仕事だと想っています。
「家具で困っている・・・。」
という方がおられましたら、お気軽にお問い合わせください。
最後まで見てくださりありがとうございました。土岐泰弘