続エルメスのバッグ 〜刻印って何?〜
今日は「また偽エルメス」というお題です。
前々回「偽エルメス」というお題でコラムを書いていますが、また偽エルメスの話題です。
こんなニュースが流れていました。
偽バーキン質屋に入れ逮捕、50点5000万円被害
https://www.nikkansports.com/general/news/202010270001367.html
この記事によると、
・高級ブランド・エルメスのバッグ「バーキン」の偽物を質入れしたとして詐欺容疑で逮捕。
・兵庫県西宮市の質屋から現金85万円を詐取した疑い。
・この質屋だけでも18年8月~19年4月に17点を質入れし、約1700万円をだまし取ったとみられる。
・19年9月、別の質屋から「大量に買い取ったが全て偽物だった」と警察に相談があり捜査していた。
ということのようですが、この記事には質屋が2件騙されているという内容が書かれてあります。
前々回のコラムに、
”当店の場合、日々本物を見続けていますので、偽物を持ち込まれた場合、すぐに気が付きます。”
と書いていますが、なぜ質屋が2件も騙され、さらには合計5000万円もの被害が出てしまったのでしょうか。
ちょっと信じられませんね。
偽エルメス事件からあまりにも杜撰な印象を受けましたので調べていると、このようなニュースを見つけました。
「エルメス」元従業員らによる偽“バーキン”製造販売事件に実刑判決
https://www.wwdjapan.com/articles/1125796
この記事によると、
・完成度の高いレプリカを製作し販売したとして元従業員を含む10人がフランスで起訴される
・2011年から14年の間に“バーキン”の模倣品約148個を香港を中心としたアジア地域の顧客に販売
・400万ユーロ(約4億8000万円)以上を得る
・模倣品には正規品の切れ端や盗んだメタルパーツを使用し、2万3500~3万2000ユーロ(約282万~384万円)で販売
・これらは「エルメス」の従業員が個人で使用することを条件にマイバッグを作ることができる設備で製作
ということのようです。
実際にアジアの市場には148個もの「偽エルメス」が流通してしまっているようですね。
エルメスの元従業員による犯行ですので、これは偽物とは見抜けられなかった可能性が十分にありますね。
兵庫県の偽エルメス事件に使用されたバッグがどのような素性のモノが分かりませんが、いずれにせよ偽エルメスのバッグがたくさん流通していることは間違いなさそうです。
コロナ禍以降、このような犯罪が増えるのかもしれません。
皆様、十分に気をつけましょう。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
★★★池田質舗公式サイト★★★
http://www.ikeda78.com/
★★★池田質舗アメーバブログ★★★
http://ameblo.jp/ikeda78/
★★★池田質舗ツイッター★★★
http://twitter.com/ikeda78