建設会社の経営改善 / ゼネコンのOB / 建設業専門の経営コンサルタント
《金融機関や支援機関への情報提供》
今年の夏の田舎の土木会社の資金繰りは夏枯れとなる可能性が大きいです。
田舎のコンサルが現場の伴走支援の経験と過去の経験から、
その理由を解説します。
今年は統一地方選挙の年です。
新しい首長や議員が、初議会を開きます。
どうしても予算承認が遅れます。
つまり、その影響で発注が7月には本格的になるのに、
今年はお盆明けや9月になって本格化します。
そもそも土木会社の資金は夏枯れするのですが、
新年度の受注がないので、
融資を受けるための引き当て工事が準備できない。
その上に決算書が赤字だったり、
コロナ融資の据え置きからの返済開始予定だったら、
そして手持ち工事がなければ融資を受けにくい。
さて、金融機関の営業店は本部にどういうのか?
こう言います。
今年は統一地方選挙の年なので、
外部要因で発注が遅れているので、
一過性のものです。
これで、なんとか支援を継続できたと数年前に銀行さんからお礼を言ってもらったことがあります。
その時に、金融機関が実際にデータをとったら、
8月と9月の土木会社の融資が対前年比10%とか20%増えていたとか?
こんなつまらない田舎のコンサルの話はどうでしたでしょうか?
どこにも出てこない現場の経験からの話です。