【知財】シリーズ「侵害をチェックするには」文言検討(1/2)(第3回)
最近色々と値上げをしておりますが、なんと知財分野でも4月から値上げがあります。
具体的には、下記URLの通りです。
特許庁 令和3年特許法等改正に伴う料金改定のお知らせ(令和4年4月1日施行)
https://www.jpo.go.jp/system/process/tesuryo/kaisei/2022_ryokinkaitei.html
少し解説すると、下記の点が値上がりします。ちなみに、値上げ対象は、すべて特許庁へ納付する料金です。
特許料(上記URL1.(1))
特許料とは、特許権を発生させるために登録時に納付する料金(1年目~3年目)、及び、それ以降特許権を存続させるのに納付する料金(4年目~)です。
商標登録料(上記URL1.(2)及び1.(4))
商標登録料とは、商標権を発生させるために登録時に納付する料金です(防護標章出願は防護商標登録料です)。
国際出願(通称「マドプロ」等と呼びます。)も同様に、
登録料に相当する「個別指定手数料」と、更新料に相当する「個別指定手数料」が値上がり対象です(上記URL1.(4))。
特許・実用新案 国際出願関係(上記URL1.(3))
国際出願(PCT)は、出願時に「国際出願手数料」、「送付手数料」、及び、「調査手数料」を納付します。
これらがすべて値上がりの対象となりました。
特に国際出願関係が2倍の値上がりをしているところもあります。そのため、特許事務所業界は現在駆け込み需要が発生しています。どこも繁忙だと思いますので、相談・出願は早めにを強くお薦めします。
(参考)
*特許・実用新案・意匠・商標(国内)の料金は下記URLのツールで計算できます。
https://www.jpo.go.jp/system/process/tesuryo/jidou-keisan/kokunai.html
*特許・実用新案の国際出願(PCT)の料金は下記URLのツールで計算できます。
https://www.jpo.go.jp/system/process/tesuryo/jidou-keisan/kokusai.html
*産業財産権関係料金一覧
https://www.jpo.go.jp/system/process/tesuryo/hyou.html
なお、上記の説明は、説明のため簡略化して記載しております。そのため、原則であって、上記以外に例外がありますのでご留意下さい。
上記の内容で不明な点がございましたら、お手数ですがメール等でお問い合わせ下さい。
以上、ご参考まで。